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テスラ、北米で「モデルX」1万5000台リコール パワステ不具合で

ロイター / 2020年2月13日 11時11分

 2月12日、米電気自動車(EV)メーカーのテスラは、スポーツ用多目的車(SUV)「モデルX」について、パワーステアリングに関連した不具合により衝突リスクが高まる可能性があるため、北米で約1万5000台をリコール(回収・無償修理)する。写真はテスラのロゴ。英カーディフで2018年6月撮影(2020年 ロイター/Mike Blake)

[ワシントン 12日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカーのテスラ は、スポーツ用多目的車(SUV)「モデルX」について、パワーステアリングに関連した不具合により衝突リスクが高まる可能性があるため、北米で約1万5000台をリコール(回収・無償修理)する。

米運輸省道路交通安全局(NHTSA)とカナダ運輸省によると、パワーステアリングギアモーターの取り付けボルトが腐食・破損し、ステアリングのパワーアシスト機能が低下あるいは完全に失われる可能性がある。

リコールの対象となるのは2016年モデル。テスラは、同年10月中旬以前に生産されたほとんどのモデルXが含まれるが、それ以降の生産車には影響はないとしている。

NHTSAによると、モデルXに関連した衝突や負傷者の報告はない。リコール台数の内訳は米国が1万4193台、カナダが843台。

カナダ運輸省は、テスラがボルトを交換し、必要であればステアリングギアの交換も行うとしている。

テスラは、影響を受けるモデルXについて、主に道路に融氷雪用塩を使用している寒冷地で「ボルトに過剰な腐食が確認された」と明らかにした。この部品に関連する負傷や衝突の事例は認識していないという。

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