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インドネシア貿易黒字、2月は9カ月ぶり低水準 予想外に輸出減少

ロイター / 2024年3月15日 15時5分

 3月15日、インドネシア統計局が発表した2月の貿易収支は約8億7000万ドルの黒字となり、前月の20億ドルから縮小、ロイターがまとめたエコノミスト予想の23億2000万ドルを下回った。写真は2021年1月、ジャカルタで撮影(2024年 ロイター/Willy Kurniawan)

[ジャカルタ 15日 ロイター] - インドネシア統計局が15日発表した2月の貿易収支は約8億7000万ドルの黒字となり、前月の20億ドルから縮小、ロイターがまとめたエコノミスト予想の23億2000万ドルを下回った。

輸入が予想を上回る一方、輸出が低迷し、昨年5月以来の小幅な黒字となった。

インドネシアは世界最大の石炭、パーム油、ニッケル輸出国。昨年はコモディティー価格下落が対外収支を圧迫したが、今年は政府の鉱山採掘認可が遅れ、石炭、ニッケル、スズなどの採掘に影響がでている。

2月の輸出は前年比9.45%減の193億1000万ドル、予想は6.5%増だった。石炭とパーム油の出荷額は前年比でそれぞれ18.7%と約40%減少した。パーム原油の需要減が一因という。

輸入は15.84%増の184億4000万ドル、予想は9.3%増だった。機械、プラスチック、電子機器の伸びが最大となった。

DBS銀行のエコノミストは、2月の大統領選挙と10月の新政権移行が影響していると指摘。「政権移行をにらんだ投資の前倒し、祝祭前の需要、穀物購入増が輸入を押し上げ、貿易黒字が縮小した可能性が高い。今年の経常収支の差は緩やかに拡大する」との見方を示した。

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