東電柏崎刈羽7号機への燃料搬入、安全性確認の一環=林官房長官
ロイター / 2024年4月15日 17時1分
4月15日午後、林芳正官房長官は会見で、東京電力柏崎刈羽原発の7号機原子炉への燃料搬入は設備などの健全性を確認するためのプロセスの一環であるとの見解を示した。写真は柏崎刈羽原発。2012年11月撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
Kazuhiko Tamaki
[東京 15日 ロイター] - 林芳正官房長官は15日午後の会見で、東京電力柏崎刈羽原発の7号機原子炉への燃料搬入は設備などの健全性を確認するためのプロセスの一環であるとの見解を示した。再稼働については、地元の理解を得ながら進めるというのが政府の方針であると語った。
東京電力ホールディングスは同日午前、原子力規制委員会から安全対策設備の試験使用の承認を受けたため、同原発7号機への燃料搬入を同日午後4時ごろに開始すると公表していた。
この日の会見で、再稼働に対する地元の同意前の燃料搬入は異例であるとの質問が出たことに対し、林官房長官は「原子炉に燃料が装荷された(搬入された状態)で行う試験のために必要な事前検査が行われていた」と説明。原子力規制委員会の確認の結果、15日に試験実施の承認があり、燃料の搬入が行われることになったと述べた。
その上で「原子炉への燃料の装荷は再稼働そのものではなく、設備や機器の健全性を確認するためのプロセスの一環である」と語った。さらに東京電力が地域や社会に丁寧に説明し、原子力規制庁の指導の下に「安全最優先で高い緊張感を持って対応してもらいたい」と述べた。再稼働については、地元の理解を得ながら進めるというのが政府の方針であり「しっかりと説明を尽くしていきたい」とも説明した。
この記事に関連するニュース
-
原発稼働率、福島の事故後最高 23年度28%、原産協会統計
共同通信 / 2024年5月3日 16時32分
-
原子力規制委のメンバーが泊原発3号機の現地調査「今後は使用済み核燃料の輸送が最大の課題」北海道・泊村
HTB北海道ニュース / 2024年4月26日 18時39分
-
柏崎刈羽の燃料装填完了 東電、冷却装置など確認へ
共同通信 / 2024年4月26日 10時3分
-
東電、核燃料装填作業を報道公開 新潟の柏崎刈羽原発
共同通信 / 2024年4月18日 18時27分
-
社説:柏崎刈羽原発 地元軽んじる燃料装填
京都新聞 / 2024年4月18日 16時5分
ランキング
-
1バイデン氏、録音公開拒否 機密文書事件の事情聴取
共同通信 / 2024年5月16日 23時52分
-
2ロシア兵力「突破に不十分」 NATO司令官「戦線維持可能」
共同通信 / 2024年5月17日 6時45分
-
3プーチン氏、中露共闘で対ウクライナ「戦勝」狙う 中国は「戦後」の影響力確保か
産経ニュース / 2024年5月16日 21時28分
-
4習近平氏「ロシアも認める講和会議」支持…スイス政府主催の「平和サミット」不支持を事実上表明
読売新聞 / 2024年5月17日 13時40分
-
5バイデン・トランプ両氏、指名前に異例の1対1討論…罵声飛び交った20年は「史上最悪」討論とも
読売新聞 / 2024年5月16日 19時21分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください