日中は対話のパイプ重要、首脳会談実現を歓迎＝世耕自民参院幹事長

Yoshifumi Takemoto

［東京　１７日　ロイター］ - 自民党の世耕弘成参院幹事長は１７日の定例会見で、米サンフランシスコで行われた日中首脳会談に関し「日中は常に対話のパイプをしっかりもつのが重要。首脳会談が行われるようになったことは歓迎したい」と述べた。

そのうえで尖閣諸島（中国名・釣魚島）や東京電力福島第一原発の処理水を巡り「言うべきことをしっかり言って中国側の対応を見て日中の在り方を考えればよい」と指摘した。尖閣諸島は日本が実効支配し、中国も領有権を主張している。

＜高市氏勉強会に不快感＞

高市早苗・経済安保担当相が自民党内で勉強会を立ち上げたことについては、「現職閣僚がこのような形で勉強会を立ち上げるのはいかがなものか」と不快感を示した。党内では、同勉強会について自民党総裁選をにらんだ活動との受け止めもある。