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週末は美術館で女を磨け!注目の【マリー・アントワネット展】見どころは?

ANGIE / 2016年11月11日 17時0分



今、女性にとって最も気になるイベントといえば、六本木ヒルズで開催中の「マリー・アントワネット展」! 華やかな宮廷生活にきらびやかなファッション、そしてちょっとだけ軽薄なイメージのある、フランス王妃マリー・アントワネットの真の姿を探る、今シーズン大注目の展覧会です。

今回は、本展をより楽しむためのお役立ち情報をたっぷりお届け。死後200年以上を経てもなお人々を惹きつけるアイコンの魅力に迫ります!

 
まずはマリー・アントワネットについておさらい!

エリザベト=ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン《フランス王妃 マリー・アントワネット》


Image by マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)


(C)Chateau de Versailles (Dist. RMN-GP)/(C)Christophe Fouin


史上最も有名なフランス王妃であるマリー・アントワネット。映画や漫画など、ポップカルチャーの題材としても頻繁に描かれ続けてきた彼女だけあって、その人生はジェットコースターのように波乱万丈!

彼女の激動の生涯をちょっとおさらいしてみましょう。

 
14歳で嫁入り、ヴェルサイユの問題児に!?

フランツ・クサーヴァー・ヴァーゲンシェーン《チェンバロを弾くオーストリア皇女マリー・アントワネット》


Image by マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)


(C)Kunsthistorisches Museum, Wien


若干14歳でフランスへ嫁ぎ、19歳で王妃となったマリー・アントワネット。ウィーン宮廷の末娘としてのびのびと育った彼女は、堅苦しいしきたりや“エチケット”に縛られたヴェルサイユにおいても自由奔放な振る舞いを見せ、故郷の母マリア=テレジアからは度々手紙で叱られていたよう。

子どもを産み、自身の地位を確立してからは、日々の儀式を緩和・廃止することにも成功! しかしこのことで貴族の反感を買うはめに……。

 
楽しいことやお洒落が大好き!

エリザベト=ルイーズ・ ヴィジェ・ル・ブラン《ゴール・ドレスを着たマリー・アントワネット》


Image by マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)


(C)Courtesy National Gallery of Art, Washington


流行を取り入れた奇抜なファッションを楽しんでいた一方で、必要なときにしか正装はせず、シンプルな服も好んで着ていたという彼女は、自分のスタイルを持った「元祖ファッションリーダー」

音楽や舞踏会、芝居などの娯楽や心許せる友人との時間を愛し、楽しいことやお洒落が大好きだったといいますが、そう聞くと現代の私達とあまり変わらないような気がしますね。

そんな彼女も、子どもをもうけると子煩悩な良き母親に。軽薄なイメージを持たれがちなマリー・アントワネットですが、4人の子どもの母親としてしっかり子育てをしていたようです。

 
王妃として毅然とした態度で断頭台へ

ウィリアム・ハミルトン《1793年10月16日、死刑に処されるマリー・アントワネット》


Image by マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)


(C)Coll. Musee de la Revolution francaise/Domaine de Vizille


取り沙汰される贅沢な暮らしぶりや、首飾り事件などのスキャンダルで民衆の怒りを買い、宮廷内では貴族をも敵に回していた王妃。フランス革命が勃発すると、実際には革命の原因に寄与する彼女の行いはほんの一部であったにも関わらず、悪しき王政のシンボルとして国民の激しい憎悪の対象となります。

処刑の日、民衆の前に現れた彼女は威厳に満ちた面持ちで堂々と断頭台に向かったといいます。王妃として、母として、一人の女性として、マリー・アントワネットは波乱の37年間を生き抜いたのです。

 
行く前に映画『マリー・アントワネット』を観ておくべし!

Photo by Pinterest


本展に行く前にぜひ観ておきたいのが、映画『マリー・アントワネット』(2006年)!

ソフィア・コッポラ監督らしい美しい映像とセンス抜群の選曲、遊び心のある演出で王妃の人生を描いたこの映画は、伝記物とは思えないスタイリッシュさ。数多く登場する靴はマノロ・ブラニクがデザインを担当するなど(一瞬だけコンバースのオールスターも出てくるので探してみて!)、ファッション好きにもたまらない作品となっています。

六本木ヒルズのTOHOシネマズでは、11月4日(金)から11月17日(木)の2週間限定で本作品を特別上映! 展覧会と映画を一日で楽しむこともできちゃいますね。

 
「マリー・アントワネット展」はここがすごい!

Image by マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)


(C)Chateau de Versailles (Dist. RMN-GP)/(C)Christophe Fouin


マリー・アントワネットに関する展覧会の集大成ともいわれる今回の「マリー・アントワネット展」。

なんだかすごそうだけど、どんなものが観られるの? そんな人に向けて、本展の見どころを少しだけご紹介。

 
日本初!ヴェルサイユ宮殿の企画・監修による展覧会が実現

Image by マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)


(C)EPV


フランス絶対王政を象徴する建造物であるヴェルサイユ宮殿。その豪奢な宮殿の最期の主となったのが、ルイ16世と王妃マリー・アントワネットでした。

なんと今回の展覧会は、そのヴェルサイユ宮殿の企画・監修によって実現したもの! 王妃が約20年もの歳月を過ごしたこの「思い出の宝石箱」に残された品を中心に、華やかな宮廷絵画や王妃がこだわりを見せた調度品、革命期に身につけていた衣服など約200点を展示

栄光と転落の人生を彩った品々から、王妃の知られざる姿が見えてくるはず。

 
王妃のプライベート空間を大公開!

Image by マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)


(C)神戸シュン/NTV


本展の大きな見どころの一つが、宮殿内に作られた王妃のプライベート空間「プチ・アパルトマン」の再現展示。

広ーい宮殿の中でも、できるだけ愛娘マリー= テレーズのそばで生活したいという王妃たっての希望で確保された浴室、図書室、居室の3室からなる空間が、実際に使用されていたお気に入りの家具などと共に再現されています。

現存しない図書館さえも、残された設計図などをもとにバーチャルリアリティで再現! 現代に当時の姿を蘇らせました。

 
王妃と日本の意外なつながりが明らかに

王立セーヴル磁器製作所《皿「日本」》


Image by マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)


(C)Chateau de Versailles/(C)Christophe Fouin


芸術を愛し、家具や食器などの調度品にもこだわったことで知られるマリー・アントワネット。そんな彼女のコレクションの中でも特に興味深いのが、日本に関する品々です。

母マリア=テレジアが死に際して日本の漆器50点を王妃に遺贈したのをきっかけに、彼女自身も漆器の収集を開始。70点を超えるコレクションを大切に保管していたといいます。

また、王立セーヴル磁器製作所の販売会で王妃自らが購入した「日本」と名づけられた食器セットは、日本の図柄や伊万里焼風の彩色が施されたものでした。

 

若くして異国へ嫁ぎ、常に好奇の目とバッシングにさらされてきたマリー・アントワネット。人から何をいわれようとも自分を持ち続け、無邪気に、軽やかに、そして強く人生を生きた彼女はやはり人を惹きつける魅力に溢れた女性だと感じます。

次のお休みは「マリー・アントワネット展」で、彼女の知られざる一面に触れてみてはいかがでしょうか?

 

ヴェルサイユ宮殿≪監修≫ マリー・アントワネット展


美術品が語るフランス王妃の真実


会期:2016年10月25日(火)~2017年2月26日(日)


会場:森アーツセンターギャラリー(東京・六本木ヒルズ 森タワー52階)


公式HP:http://www.ntv.co.jp/marie

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