杉咲花主演「アンメット」“三瓶”若葉竜也のコメント到着
cinemacafe.net / 2024年4月22日 8時0分
杉咲花主演ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」より、三瓶役の若葉竜也からコメントが到着した。
本作は、記憶障がいの脳外科医という主人公が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマ。
第1話では、事故の後遺症で過去2年間の記憶を失い、日々の記憶も1日でリセットされてしまう、杉咲さん演じる脳外科医のミヤビが、同じ脳外科医でアメリカ帰りの三瓶と出会い、医師としての自分を少しずつ取り戻していく姿が描かれた。今夜は、右脳を損傷したことで重い後遺症が残ってしまったサッカー強豪校のエースを前に、ミヤビが自分にしかできない治療を追い求め、わずかな光に向かって懸命に進んでいく患者に寄り添う姿が描かれる。
腕はいいが、マイペースで変わり者の三瓶。第1話について若葉さんは「見終わったあとの満足度がすごかったです。もちろんもっとブラッシュアップ出来るところも見つけたので、そこをもっと研ぎ澄ましたいと思いました」と感想を語り、「脚本について話し合うことに、一番時間を割いたので。脚本を作りながら、みんなで三瓶像を捉えていったという感じですね」と役作りについて明かした。
また、第1話のラストでは、ミヤビと三瓶の2ショット写真が映し出され、今後の展開が気になるが、第2話のあるシーンについて若葉さんは「プロデューサーと深く話し合ったシーンで、そこに向けて台本も含め調整していった感じで思い入れは強いので、1話を見て面白いと感じた方が、続く2話も見てくれたらいいですね」とメッセージを寄せている。
若葉竜也 コメント
Q.第1話をご覧になって、いかがでしたか?
見終わったあとの満足度がすごかったです。もちろんもっとブラッシュアップ出来るところも見つけたので、そこをもっと研ぎ澄ましたいと思いました。出演者の1人である僕は、当然、脚本の内容を知っているわけですが、映像として見ると、文字で書かれた世界からはみ出していく役者さんの姿とか、濃度の煮詰まり方とかが、本当に素敵でした。撮影監督のアングルの切り方やライティングとかも素敵で…すごく迫力がありました。
Q.若葉さんが思う「アンメット」の魅力とは?
『アンメット』の魅力というのを、簡単には言えないのですが…。僕は、“思い出し笑い”がすごく好きで、今目指しているものは、そういったもののような気がします。“思い出し笑い”って、そのときは何となく聞いていただけなのに、あとで思い出して笑ってしまうっていう、いわば記憶に焼きついた衝動で、それが好きなんですよね。つまり、『アンメット』もいつか思い出してもらえるような作品になればいいなと。今の世の中、瞬間的におもしろいものはたくさんあるけれど、思い出してもらえるものって、おそらく数はそんなに多くないと思うんです。10年後でも20年後でもいい、何なら『アンメット』っていう作品名を覚えていなくてもいいので、「こんなドラマがあったな」「こんなセリフがあったな」って思い出して、それがお誰かのお守りみたいになったら…。そんなドラマになったらいいなと思います。
Q.三瓶を演じるにあたり、意識したことや一番時間を割いたことはなんですか?
意外とないですね。脚本について話し合うことに、一番時間を割いたので。脚本を作りながら、みんなで三瓶像を捉えていったという感じですね。
Q.三瓶の白衣スクラブ姿、佇まいに、かっこいいという反響がありますが、ご自身としては、いかがですか?
(笑) なんとも思ってないです。普段かっこいいと言われることもないので。
Q.映画でもドラマでも“現場”で、若葉さんが好きな瞬間はどんな時ですか?
うーん。なんだろう…。食事の時間、例えば温かいカレーが出てきたときに、スタッフさんがそれをすっごくおいしそうに頬張っている姿を見るのが好きですね。
Q.杉咲さんが、「予算が心配になるくらい、若葉さんが大量の差し入れをしてくださる」と、言われてましたが、それは、温かいものを食べてもらいたいという思いからですか?
現場で温かいものを食べるって、小さいことかもしれないけど、すごく幸せなんです。過酷な撮影が続くこともあるので、お味噌汁1つでも温かいものを食べると、その後のみんなの士気が違うと思うんです。役者陣はどうでもいいんですけど(笑)、スタッフさんのそういう瞬間を見るのが好きですね。
Q.杉咲さんが2話のラスト、3話につながるシーンについて「とんでもない瞬間に立ち会ってしまった」とおっしゃっていました。若葉さんのあのような姿を見たことがなくて、なんて素敵な俳優さんなんだろうと、良いシーンが撮れたことに胸がいっぱいになったと言われていて…このシーンについて言える範囲で教えていただければと思います。
杉咲さんがそう思ってくれたならよかったです。2話のラストから3話冒頭のシーンは、プロデューサーと深く話し合ったシーンで、米田プロデューサーは「そのシーンで、三瓶の“人間”をみたい」とおっしゃっていて。ネタバレになるので詳しく言えませんが「それなら〇〇してるように見えたらどうですか?」と、僕から一つ提案させてもらいました。そこに向けて台本も含め調整していった感じで、思い入れは強いので、1話を見て面白いと感じた方が、続く2話も見てくれたらいいですね。
第2話あらすじ
三瓶(若葉竜也)の助手として、記憶障害のミヤビ(杉咲花)が手術に参加したことは大きな波紋を呼び、ミヤビの主治医である大迫(井浦新)は、「危険極まりない行為だ」と院長の藤堂(安井順平)に猛抗議。看護師長の津幡(吉瀬美智子)もそれに同調する。ミヤビは、大迫の言葉を胸に、まずは焦らず後遺症のある自分にしかできないことを探そうと思い直す。そんななか、サッカー強豪校でエースとして活躍する高校生の鎌田亮介(島村龍乃介)が試合中に倒れ、救急に運ばれてくる。
検査の結果、右脳を損傷している亮介には身体の左側の感覚を全て失う“左半側無視”という後遺症が残っていると判明。亮介は、左が見えないだけでなく、左側の情報を全て無視してしまう重い症状でまっすぐ歩くこともままならない。それでも、チームの仲間と全国大会出場を目指す亮介は、落ち込むどころか、サッカー復帰を目指して懸命にリハビリに励む。ミヤビはマンツーマンで亮介のリハビリに寄り添うが、やがて“つらい現実”を亮介に伝えなければならなくなる。
一方、記憶障がいの自分に主治医が務まるのか不安を覚えるミヤビに、三瓶は「僕がそばにいますから」と背中を押す。あくまで医者としてサポートするという三瓶のその言葉になぜか胸がザワつくミヤビ。日記で読んでも自分の感情の正体が分からないミヤビは首をかしげる。
「アンメット ある脳外科医の日記」は毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。
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