ケビン・コスナー、2度の離婚を経て自腹で監督主演作を制作中
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年3月31日 15時15分
さらに監督/主演も続け、西部劇『ワイルド・レンジ 最後の銃撃』(2003年)は本国で大ヒット。助演でもイイ仕事をするようになり、たとえば『マン・オブ・スティール』(2013年)ではスーパーマンの地球での父親役を任され、わずかな出番ながら強烈な印象を残す。近年はテレビの仕事も積極的に受け、主演を務めた西部劇シリーズ「イエローストーン」(2018年~)がヒット。再びコスナーに追い風が吹き始めた。酸いも甘いもかみ分けて、まさに俳優として円熟期を迎えたわけだが……そこで再びの大ばくちである。
しかし、実はコスナーが大ばくちに出るのは、今回が初めてではない。コスナーの名声を不動のものにした『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(1990年)も、当初は資金が集まらず、結局はコスナーが1,800万ドル(日本円で約27億円)も自腹を切って出したのだ。そして蓋を開ければ大ヒットし、「一大叙事詩」「新世代の西部劇の傑作」だと高く評価された(インディアンについて考証の至らない点も多々あり、批判も多かったけれど)。コスナーが今回の『Horizon: An American Saga(原題)』で、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』の再来を狙っているのは明らかだ。御年69歳、体力的にも西部劇で主演と監督を務めるのはそろそろ限界だろう。映画作りに魅了された男ケビン・コスナー。この男の人生を賭けた大ばくち、勝つか負けるか? その大一番の結果は1作目の公開日、2024年の6月28日に明らかになる。コスナーの大ばくちの行く末を引き続き注視していきたい。(加藤よしき)
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