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「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」声優・あらすじ・トリビア 原作者・青山剛昌の原画エピソードもご紹介

映画.com / 2024年4月19日 21時0分

 青山先生は、本作までのシリーズ過去最多となる10カットを担当している。

 「コナン、灰原、蘭、ジン、ベルモット、安室、赤井らが登場する、過去最多となる合計10カットを描いてくださっています。青山先生ご自身も、描きたいカットが多かったんじゃないでしょうか。制作陣も事前に、青山先生がどこを描いてくださるか、予想したりもするんですよ(笑)。例えばベルモットのあるシーンは、最初は青山先生が描かれる予定はなかったんですが、立川監督が『描いてくれないんですか?』と言って、『それなら描くよ』と言っていただきました。重要なシーンだったので、立川監督も、青山先生に描いていただきたいという思いが強かったんだと思います。あとは、コナン・赤井・安室が共闘するシーン。赤井、安室、コナンと、青山先生の原画が3シーン続くんです」

 「青山先生の絵って、柔らかいじゃないですか。一方で、アニメのキャラクターたちはシャープなんですよ。シャープな線から柔らかい線へ、柔らかい線からシャープな線へ。このコントラストが美しいんだと思います。目の書き方で分かることもありますね。柔らかい線で、感情を揺さぶるアップのシーンは、青山先生の原画であることが多いですね」

【トリビア&裏話4:灰原哀役・林原めぐみが初登壇! キャラクターへの強い思い入れ】

 2023年4月4日に行われた完成披露試写会には、本シリーズの舞台挨拶としては初めて、林原めぐみ(灰原哀役)がマスコミの前に登壇。「台本を読んだ途端に号泣した」という林原は、「冷静になったら、哀ちゃんが泣いているんじゃなくて、私が泣いているんじゃないかなって。『いつ死んでもいい』と思っていた彼女が、これだけの人たちに愛されていると知り、生きると自分で決意したことに泣いていたんだなと」と、その理由を明かした。

 4月15日の公開記念舞台挨拶で、林原は灰原を、「人は変われるんだということを体現し、教えてくれるキャラクター」と表現。「今回は生きることに対して、強い意思を抱いている。もう哀(あい)のことを、哀しいと思う人は誰もいないはず。みんなが愛(あい)をくれたことで、氷のような心が解けて、いまここにいるなと全身で感じることができる」と、思い入れはさらに強くなったようだ。

 高山みなみ(コナン役)と林原の対談では、キャラクターふたりの関係について、高山は「運命共同体です。このふたりの間には誰も入れない」と語っている。体が小さくなったという秘密や苦悩を共有するふたりの唯一無二の関係に注目だ。

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