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江國香織が「東京タワー」撮影現場を訪問 永瀬廉、板谷由夏と鼎談「本当にお2人が美しかった」

映画.com / 2024年5月1日 6時0分

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 永瀬廉(King & Prince)が主演を務めるテレビ朝日系の連続ドラマ「東京タワー」(毎週土曜午後11時~11時30分)。撮影開始からしばらく経った某日、麻布台ヒルズ展望フロアで行われていた撮影の現場を、原作者の江國香織氏が訪問し、撮影の様子を見学した後、東京タワーをバックに小島透役の永瀬、浅野詩史役の板谷由夏とスペシャル鼎談を行った。

 2001年に初めて刊行された「東京タワー」。20数年が経った今、連続ドラマとして映像化されることを聞いた際には「びっくりした」という江國氏。「今って倫理的なことなども厳しい世の中ですし、若い方々が恋愛にあまり興味のない時代だと聞いていたので、どうして今?」と不思議に思ったそう。

 小説刊行当時にリアルタイムで読んでいたという板谷は「人と人が惹かれ合う恋愛の根っこの部分って年齢を重ねたからこそわかることもある。最初に読んだときと感覚が違うな、って思った」と原作の色褪せなさを語りつつ、「まさか自分が『東京タワー』で詩史を演じることになるなんて思ってもいませんでした」と感激した様子。

 永瀬からは「登場人物のモデルになった人はいるんですか?」と質問が。江國は「私の小説の人物はどれもモデルがいなくて…。だから今日撮影現場を見せていただいて、初めて実物に会えたような気持ちがしています」と話し、「本当にお2人が美しかったので、ますます楽しみになりました」と笑顔を見せていた。

 3人は印象的だったセリフや好きなセリフについてもトークを繰り広げた。江國氏が撮影現場を訪れた麻布台ヒルズでのシーンは、5月4日放送の第3話に登場する。

【原作者・江國香織氏×小島透役・永瀬廉×浅野詩史役・板谷由夏 鼎談】

――今、この時代に「東京タワー」を連続ドラマ化すると聞いて、どう感じられましたか?

江國香織「すごくびっくりしました。(『東京タワー』を)書いたのがすごく前だということだけでなく、今って倫理的なことなども厳しい世の中ですし、若い方々が恋愛にあまり興味のない時代だと聞いていたので、どうして今これをドラマ化するんだろう、と不思議な気がしました」

永瀬廉「許されない恋、っていうのがやはり大きな軸になってくる物語なのですが、“湿度”をそこまで感じない、だからこそすごく読みやすかったです。紡がれている言葉もすごく綺麗で、読んでいて情景が頭に浮かんで、ストーリーがスッと入ってくるんですよね」

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