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バージンの主人公が初体験に期待 ティーンの夏休み描く青春映画「HOW TO HAVE SEX」7月19日公開

映画.com / 2024年5月1日 13時0分

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(c) Nikolopoulos Nikos

 昨年の第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でグランプリを受賞した映画「HOW TO HAVE SEX」が、7月19日公開される。併せて予告編とポスタービジュアルが披露された。

 本作はティーンの友情や恋愛、セックスが絡み合う夏休みを、思いやりを込めた視点で活き活きと表現した爽やかな青春ドラマ。主人公タラ(ミア・マッケンナ=ブルース)は、親友3人で過ごす卒業旅行の締めくくりに、パーティーが盛んなギリシャ・クレタ島のリゾート地、マリアに降り立つ。自分だけがバージンで、初体験というミッションを果たすべく焦る彼女を尻目に、親友たちはお節介な混乱を招いてばかり。そんな中、ホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが…という物語。

 監督は、2023年サンダンス映画祭で審査員大賞を受賞した映画「SCRAPPER スクラッパー」や、エイサップ・ロッキー「Sundress」、レディオヘッド「Follow Me Around」などミュージックビデオで撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカー。2020年カンヌ国際映画祭批評家週間で上映された初の短編監督作「アンスピーカブル(原題:Good Thanks, You?)」を経て、今作が長編デビュー作となった。カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ、世界の映画祭で19受賞・30ノミネートの快挙を果たし、ジェーン・カンピオン監督が「モリー・マニング・ウォーカーは映画界の新しい声」、名優ジョン・C・ライリーが「説得力があり、本物で、正直で、洞察力に富み、真実味がある」と大絶賛。多くのの海外メディアが監督の手腕や主演・ミア・マッケンナ=ブルースの演技を讃えるレビューを寄稿し、米批評サイト「ロッテントマト」では96%の高評価を記録(2024年4月25日時点)している。

 予告編では、主人公タラやティーンたちが離島で過ごす特別な夏休みの様子が描き出されており、お酒に酔い、日焼けした肌で夜通し踊るクラブミュージックが包み込む。前半、気の合う男の子との出会いで楽しいバケーションを過ごす様子のタラだが、「もっと いい男狙いなよ」とバージンであることをからかう親友のプレッシャーや、クラブの過激なステージを目の当たりにしたことで、次第にハチャメチャなバケーションへと変貌していく様子が切り取られている。

 「HOW TO HAVE SEX」は7月19日より、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺ほか全国で公開。

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