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自動車保険の選び方。保障と特約のチェックポイントとは?

ファイナンシャルフィールド / 2021年10月29日 10時20分

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自動車保険への加入を考える際、どの自動車保険に加入するべきか悩む人もいらっしゃるでしょう。自動車保険の補償や特約の内容は多岐にわたりますし、保険会社によっても異なります。   また、ネット保険の場合、ネット上で簡単に申し込むこともできる反面、補償内容や実際に事故が起きた時の対応がどうなのか、不安に感じる人もいるでしょう。   加入した後に後悔しないよう、加入する前に補償や特約の内容、さらには事故後の対応についてしっかりと確認しておきましょう。

自動車保険の補償内容

自賠責保険以外の任意の自動車保険の補償内容は、大きく「賠償責任保険」「傷害保険」「車両保険」の3つに分けることができます。そしてそれぞれの保障内容については以下のとおりです。
 

■賠償責任保険

大きく分けて「対人賠償保険」と「対物賠償保険」の2つが存在します。
 
「対人賠償保険」は、契約している車両が事故を起こし第三者を負傷させたり、死亡させたりした時に生じる法的賠償責任に対応するための保険であるのに対し、「対物賠償保険」とは、被保険者が事故で第三者の物品を壊した場合に発生する賠償責任に対応するための保険という位置付けになります。
 
通常、自動車を購入した際には自賠責保険への加入が義務付けられており、その中にも対人賠償保険は付帯しています。
 
しかし、補償額が死亡による損害の場合で3000万円、後遺障害による損害の場合で4000万円と、補償額としては低く設定されていますので、任意の自動車保険に加入し、補償額を無制限にしておくことがポイントです。
 
対物賠償保険の具体的な補償内容は、他人の家やガードレールなどを破壊した際に補償されるものですが、こうした物の損害に付随した損害(お店が壊れて営業することができなくなったなど)に対しても補償されます。
 
したがって、対物賠償保険の補償額についても無制限に設定しておくとよいでしょう。
 

■損害保険

自動車保険における損害保険(人身傷害保険)とは、運転している本人と同乗者が死傷した場合に、過失割合に関係なく、1名ごとに損害額を補償してくれる保険のことです。加入しておくことで相手が自賠責保険にしか加入していない場合に非常に役立つケースがあります。
 
損害保険は「自分の身を守る」という意味からも、補償内容を充実させておくようにしましょう。
 
また、自損事故を起こした場合に運転者および同乗者が死傷したにもかかわらず、それに対して自賠責保険が支払われない時に保険金が支払われる「自損事故保険」や、交通事故の相手が対人賠償保険に未加入だった場合、契約者の車の搭乗者が死亡または後遺障害を被ったケースで、相手から十分な補償がなされない時に支払われる「無保険車傷害保険」も視野に入れておきましょう。
 

■車両保険

車両保険は損害保険と異なり、事故などで車に損害を受けた場合に支払われる保険です。原因が事故だけに限定されず、自然災害などでも補償されることもありますので、そのような場合は付加を検討してもよいかもしれません。
 
また、車両保険には、免責金額(自己負担額)が設定されているものもあります。その免責金額を設定するかどうかによっても保険料が変わってくることから、乗っている車の年数や買い替え時期を想定しながら設定するとよいでしょう。
 
(出典:日本損害保険協会 ホームページ(※))
 

特約の補償内容

自動車保険には、基本の保障以外にも特約をつけることによって、その補償内容をさらに充実させることができます。
 

■搭乗者傷害特約

契約している車に乗っていた際の事故によって、自分や同乗者が死傷した場合に保険金が支払われる特約です。人身傷害の上乗せ補償として考えておくとよいでしょう。
 

■事故時レンタカー費用特約

乗っている車が車両保険の対象となって修理に出している場合、その修理期間中の代車としてレンタカーを利用した際にその費用が補償される特約です。仕事で車を使っている方であれば、ぜひつけておきたい特約です。
 

■個人賠償特約

自動車事故ではなく、日常生活の事故により他人にけがをさせたり、ものを壊してしまったりしたことが原因で、損害賠償責任を負った場合に補償される特約です。例えば、お店で商品を壊してしまったり、子どもが遊んでいて他人の家の塀を壊してしまったりした際などに利用できます。
 

■弁護士特約

もらい事故などで被害者になった場合において、その賠償請求を弁護士に委任する際にかかる弁護士費用などを補償してくれる特約です。事故に遭った際に相手との交渉をプロに任せたいと思う方は、ぜひつけておきましょう。
 

まとめ

自動車保険を選ぶ際のポイントは「補償内容と補償範囲」、そして「それに見合った金額であるかどうか」です。必要な補償は漏れなく付加しておき、保険料を抑えるためにも不要な特約をつけないように気をつけましょう。
 
また、自動車保険の細かい補償内容は、保険会社によって異なります。付帯できるサービスについても、保険会社によっては単独で付加できないなど、使い勝手がよくないと思うことがあるかもしれません。
 
保険会社を選ぶ際は、補償内容はどのようなものなのか、保険料がいくらになるのかなどを複数社で比較し、検討することがポイントとなります。
 
インターネットの見積もりサイトだけだと比較しにくいと感じる場合は、保険会社の公式サイトできちんと確認する、もしくは不明点を問い合わせてみるなどし、自分の納得できる補償プランに加入するようにしてください。
 
出典
(※)日本損害保険協会 ホームページ
 
執筆者:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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