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川尻哲郎「TIGER STADIUM」店主敬白 阪神伝説の「4・17」に〝助っ人OB〟クレイグ・ブラゼルさん初来店! 肝心の試合は今季最少の3安打も…勝てたからいいんです!

zakzak by夕刊フジ / 2024年4月24日 6時30分

阪神伝説のバックスクリーン3連発の記念日に筆者(左)が経営するスポーツバーにブラゼル氏が来店=4月17日、東京・新橋(筆者提供)(夕刊フジ)

4月17日は1985年に大先輩であるバースさん、掛布さん、岡田さんの「伝説のバックスクリーン3連発」が飛び出した記念すべき日。先週17日の甲子園での巨人戦は実に39年ぶりの巡り合わせで話題になりましたが、私の店もその日は〝助っ人〟の活躍で大繁盛しました。NPB通算133本塁打を放った元阪神のクレイグ・ブラゼルさん(43)が、日本プロ野球外国人OB選手会の招きで来日中だったんですが、なんと私の店にも関係者とともに、わざわざ応援にやって来てくれたのです!

私の店には掛布さんら大物OBの方々にもイベント等で来てもらえることはありますが、助っ人OBは初めて。しかも私とは直接の面識もなく、一緒にプレーをしたこともないのに、うれしいことに事前にリサーチしてくれていたみたいです。

彼は非常に紳士でファンサービスも上手。当時の活躍を知るお客さんと一緒に六甲おろしを歌うわ、ジェット風船も飛ばすわ、彼専用の応援歌まで皆で大合唱するわで大盛り上がりでした。肝心の試合は、バックスクリーン3連発の再現どころか、今季最少の3安打…という、とんだオチがつきましたが、勝てたからいいんです(笑)。

開幕からなかなかエンジンがかからなかった阪神は、怒涛の6連勝で首位に浮上しました。自慢の投手陣が踏ん張っている間に、球団ワースト10試合連続2得点以下だった打線にも活気が戻りました。何より4番大山の復調が大きいです。何度もボール球に手を出し、今まで打てたはずの〝ツボ〟は見逃したり…と体調も含めて状態はよくなかったですが、巨人戦から強い打球が戻りスイングも良くなっています。もう大丈夫でしょう。

ここ9試合は中日、巨人、また中日と開幕から好調だった2球団に6勝1敗2分け。両球団とも昨季は阪神に大負けし、そろってオフに大補強してリベンジに向かってきただけに、4月から昨年日本一チームの実力をガツンと見せつけられたのは良かったと思います。

首位に立ったことで他球団も「やはり阪神は強い」とまた警戒するでしょうが、投打ともにバランスのいい阪神が優位です。そう感じているのは私だけでなく、店を盛り上げてくれたブラゼルさんも同じはず。またの御来店お待ちしています。

■川尻哲郎(かわじり・てつろう) 1969年1月5日、東京都生まれ。亜大から日産自動車を経て94年ドラフト4位で阪神入団。1年目から8勝、97年は開幕投手を務め、98年5月26日の中日戦(倉敷)でノーヒットノーランを達成。2003年オフに近鉄移籍、翌04年オフには球界再編による分配ドラフトで新球団の楽天に移籍し05年限りで現役引退。通算227試合登板60勝72敗3セーブ、防御率3.65。14年にはBCリーグ・群馬監督に就任してリーグ優勝。20年から東京・新橋で阪神戦を観ながら飲めるスポーツバー「TIGER STADIUM」を営む。

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