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[選手権予選]強風、相手GKの好守に苦戦も秋田商が自慢の走力と堅守で42回目の全国王手!:秋田

ゲキサカ / 2016年10月22日 23時32分

 終盤、なかなかチャンスの数を増やせなかった秋田商だが、自慢の運動量は落ちない。小林克監督も「ウチの選手は他の学校の生徒が走れないくらい練習で走っているので、ボクは自信もって走れと。今まで走るスタイルがそうそう出てこなかった。でも、きょうは気持ちも乗って出て来たので良かった」と振り返っていたが、その自慢の走力が勝利をもたらす。36分、秋田商は左サイドから逆サイドへボールを動かすと、そこからのコンビネーションで「彼は走れる選手」(小林監督)という石川が抜け出してクロス。これを「2人で連係してクロスが上がってきた。あそこしかないと思って飛び込みました」という森外が滑り込むような体勢から右足ボレーでゴールヘ突き刺した。待ちに待ったゴールに名門の赤いユニフォームが歓喜に舞う。大応援に後押しされた秋田工もアディショナルタイムに左CKをSB菊地開陸(2年)が頭で合わせたが、ゴール右へ外れて試合終了を迎えた。
 
 秋田商の小林監督は「(最後に)走り切ったご褒美をもらったのかな」と微笑。それでも「これくらいの集中力をいつも出せというところ」と語ったように、彼らが最後まで集中力を切らさずに戦いきった試合を讃えていた。駒野谷も「1-0というのは自分たちらしくて、ゼロで守っていれば大きなチャンスが来ると言われてきたので、自分たちらしい戦いだったのかなと思います」と納得の表情。攻撃でイニシアチブを取っていた昨年とは違い、今年はまず守備から徹底してチームをつくってきた。走力のある選手が揃い、インターセプトした勢いで一気に相手ゴールへ押し寄せる攻撃は迫力がある。「今年は結構走ってきたので、走り続けることができました。学校だけじゃなくて、砂浜とか、動物園の広場とかも走ってきました」(駒野谷)という名門。昨年、荒天のために前半途中で中断、2日後に再開する異例の決勝を勝利している王者・秋田商が今回の決勝では守って、走って、42回目の選手権切符を掴む。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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