長友と約束した「A代表でのポジション争い」バングーナガンデ佳史扶はU-23日本代表で活躍誓う「その先にA代表が見えてくる」
ゲキサカ / 2024年4月1日 7時7分
身近なレジェンドの背中を追い、まずはパリオリンピック出場に全力を注ぐ。FC東京DFバングーナガンデ佳史扶は「夢に向けた通過点の舞台がパリオリンピックだと思っている。そういう意味ですごく大事な大会」と決意を新たにした。
4月にパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU23アジアカップを控え、U-23日本代表は予選前最後の合宿を京都市内でスタートさせた。22日にはすでにパリ五輪出場を決めているU-23マリ代表と対戦。2日目の練習を終えたバングーナガンデは「目の前の1試合1試合だけを見て、大事にしてきた結果が今につながっている。今は次のマリ戦に向けて全力で臨んでいきたい」と意気込みを語った。
直近のJリーグでは1ゴール1アシストの大活躍。左サイドから低弾道のクロスでDF長友佑都の5054日ぶりゴールを演出すると、後半12分には長友のクロスに詰め、ボールの芯を捉えるような豪快ボレーで今季初ゴール。ゴールの場面について「クロスに入っていくシーンはキャンプで、いろいろな種類のボールを受けることを練習した」と手応えを語った。
U-23日本代表でも攻撃面で期待されるSBだ。「やっと結果を出せた。チームで結果を出せたことは自分にとって自信になる。代表でも出したい」とやる気は十分。「攻撃を期待されて招集されていると思う。いい結果を出したので、その流れに乗っていけるように、得点に絡む活躍をしたい」とゴールへの意欲をのぞかせた。
バングーナガンデがU-23日本代表の活動に参加すると同タイミングで、チームメイトの長友もA代表に1年3か月ぶりに復帰した。バングーナガンデも昨年にA代表デビューを飾っており、誰よりも身近なレジェンドは「一番刺激を受けている存在」。だからこそ、A代表の舞台でポジションを争う気持ちは強い。
「A代表でポジション争いがしたいとお互い話をしている。佑都さんは絶対にやってくれる。僕はしっかりU-23で結果を出して、その先にA代表が見えてくる」。再び代表の舞台に上がった長友に追いつくためにも、バングーナガンデは自身の場での躍動を誓っていた。
(取材・文 石川祐介)
●AFC U23アジアカップ2024(パリ五輪アジア最終予選)特集ページ
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