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エースFW細谷真大の誓い「ともに競い合ってきたこの仲間とタイトルを」

ゲキサカ / 2024年5月3日 4時26分

FW細谷真大

 いくつもの意味のある決勝戦となった。ウズベキスタンとのU23アジアカップ決勝を翌日に控え、U-23日本代表のエース、FW細谷真大(柏)が「決勝戦なのでお互いに譲れない部分もある。しっかり試合に入りたい」と抱負を述べるとともに、胸に沸き上がるさまざまなモチベーションをひとつひとつ噛みしめるように語った。

 一つ目の意欲は切磋琢磨した同年代の“代表”としてのタイトル奪取だ。

「このメンバーとも今日で最後の練習だった。練習前からそういう話はしていた。パリ五輪の出場は決まったが、一つタイトルとして取れるチャンスがある。チーム全員で取りたい」

 大岩ジャパンは2022年3月のドバイカップを皮切りにこれまで総計86人が招集。今回の23人はその代表。「ともに競い合ってきた仲間でもある。しっかり、最後は勝って終わりたい」と細谷は言う。

 二つ目は22年U23アジア杯の準決勝で苦杯をなめさせられたウズベキスタンに対するリベンジだ。細谷自身、その試合に先発して無得点。「前回負けている相手でもあるので、そっちの方が強いのかなと思います」と言葉に力を込めるように、前回メンバーも多数残っているウズベキスタンにまた負ける訳にはいかないという思いは非常に強い。

 A代表の一員として出場し、ベスト8で散った今年1月のアジアカップの悔しさを払拭したいという思いもある。今回のU23アジアカップは1月と同じ練習会場で毎日調整してきた。「大会は別ですが、ここでずっと練習してきましたし、思い出す部分は多い。そういった意味もしっかり明日は勝ちたいですし、勝てば1月の悔しさは少しは晴れると思います」と言う。

 ウズベキスタンの印象を聞かれると、「一人一人の強度が高いし、球際は強い印象がある。そこで負けたら流れを持って行かれる」と気を引き締めた。ただ、「強度など、一人一人が持っているものは日本が上だと思っている」と語るように、この2年間で積み重ねてきたことに対する手応えは大きい。

 エースとして得点への意欲も当然ある。細谷は準々決勝と準決勝でゴールを連発中で、ここまで2得点。今大会の得点ランキングは3位決定戦までを終えて4得点のFWアリ・ジャシム(イラク)がトップに立っている。

 細谷が得点王になるには最低2ゴールが必要だが、「FWが点を決めれば、試合自体も勝てる可能性が上がってくる。前線の選手たちが結果を残せるような準備をしていきたい」とギラギラ感も見せる。まして、ウズベキスタンはここまでの全5試合で無失点。「その情報は入っている」と頷いた細谷は「無失点というところに対しても自分自身そういう気合も入っている。しっかり1点は取りたい」と強気。日本にタイトルをもたらすイメージはしっかりできている。

(取材・文 矢内由美子)
●AFC U23アジアカップ2024特集●パリオリンピック(パリ五輪)特集

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