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[MOM4695]C大阪U-18MF佐野泰生(3年)_練習から「空元気でも」声を発し、ハードワーク。今季初先発のボランチが躍動

ゲキサカ / 2024年5月10日 22時6分

今季初先発のセレッソ大阪U-18MF佐野泰生(3年=セレッソ大阪西U-15出身、左)がボール奪取を連発

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.6 プリンスリーグ関西2部第5節 C大阪U-18 2-0 近江高B J-GREEN堺S4]

「もう腐らずに、空元気でも……自分が折れそうな時でも、空元気でも、チーム盛り上げたりとか、そういうハードワークとかは(金晃正)監督がしっかり見てくれてるんで、ずっと続けてきました」

 セレッソ大阪U-18(大阪)MF佐野泰生(3年=セレッソ大阪西U-15出身)は、近江高B(滋賀)戦が今季リーグ戦初先発。出場時間を増やせない中でも盛り上げの声やハードワークを続けてきたというボランチが、公式戦のピッチで躍動した。

 これまでも途中出場していたため、緊張し過ぎることはなく試合をスタート。「セレッソの保持率を上げれたらな、とずっと意識していました。セカンドボールとか、刈るのが自分の仕事かなとか思ってるんで、そういうのはずっと狙っていました」という佐野は、意識していた通りのプレーでC大阪U-18がボール保持する時間を増やしていた。

 前半から鋭い出足でアプローチしていた佐野は、相手選手の前に身体をねじ込んでボールを足に当てる。また、スライディングタックルも2度3度と決めてボールを奪い取っていた。攻撃面でも10番MF木實快斗(3年)とともにゲームメーク。後半30分には、敵陣左サイドでスライディングタックルを決めると、奪い返しにきた相手選手の股間を通すドリブルで抜き去り、右足アウトサイドでのクロスにチャレンジした。

「クロスの質をもうちょい上げられたら」と苦笑いしたものの、体力的に苦しい時間帯でもアグレッシブな動き。本人は後半に足が止まっていた部があったこと、またプレースキックを含めて精度を課題に挙げたが、金監督も高く評価するパフォーマンスで2-0の勝利に貢献した。

 セレッソ大阪西U-15時代はキャプテン。U-18チーム昇格1年目の日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会では決勝で先発出場するなど初戦以外の6試合に出場し、日本一を経験している。

 去年、今年と悔しい思いもしながら、できることを継続。そのMFはこの日、先発に指名されて素直に「嬉しかった」。出るだけでなく、「これからずっと先発で選ばれるために」良いパフォーマンスをして勝つことを考えていたという。コンビを組んだ木實らのサポートも受けながら、全力プレー。勝ったことに満足することなく、次の試合へ向けてまたアピールすることを誓っていた。

「セカンドの部分とか、練習になるとマッチアップが快斗とかになったりするんで、そこにも負けずについていくのと、シュートとか結果とかが出たら、なお良い。(今後、)暑くてシンドい時期もあるんですけど、自分の成長のために練習があると思うんで、サボらず、ずっと向上心持ってやりたいと思います」、トップチームのMF奥埜博亮や、レアル・マドリーのMFルカ・モドリッチが理想のプレーヤー。向上心を持って取り組み続け、これから多くの白星に貢献する。
中盤で相手ボールを絡め取るDFを鮮やかにかわすシーンもあった
(取材・文 吉田太郎)

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