[プリンスリーグ関西1部]対策がハマり、「武器」のサイド攻撃から連発。阪南大高が京都U-18との無敗対決を5-1で制す!
ゲキサカ / 2024年5月8日 16時2分
[5.5 プリンスリーグ 関西1部第5節 阪南大高 5-1 京都U-18 阪南大学高見ノ里G]
阪南大高が京都U-18に5発勝利! 5日、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2024 関西1部で阪南大高(大阪)と京都サンガF.C.U-18(京都)が対戦。ともに今季3勝1分同士の無敗対決は、阪南大高が5-1で快勝した。
阪南大高は開幕戦でガンバ大阪ユース(大阪)に2-1で逆転勝ち。近江高(滋賀)との第3節こそ1-1で引き分けたが、好スタートを切っている。この日は注目MF福本一太(3年)が「ここはどっちも無敗同士やったんで、『今週は絶対勝とう』って一週間、サンガ対策してたんで、上手くハマったと思います」という内容。ホームで昨季優勝の京都U-18の強みを封じ、サイド攻撃を軸に5ゴールを奪い取った。
阪南大高は相手のゲームメーカー、MF石本泰雅主将(3年)や今季4戦5発の10番MF立川遼翔(3年)を警戒し、彼らを常に監視。SHの選手も連動して相手のビルドアップに対応する。一方の京都U-18は石本に加え、MF昌山勇(2年)も2列目から低い位置まで下りて攻撃をサポート。ボールを前進させる。だが、阪南大高は全体的に運動量が多く、相手に前へのパワーを出させない。前半途中にボランチからトップ下へ上がった福本の奪い返しから10番FW弓場潤哉(3年)がシュートへ持ち込むなど、好守から素早く攻め切っていた。
そして前半26分、右中間、ハーフウェーライン付近で前を向いた弓場が、前方のスペースへスルーパス。右SH柏大輝(3年)が一気に抜け出し、マイナスのラストパスを通す。これに走り込んだ福本が、ペナルティーアークから右足ダイレクトでゴールへ叩き込んだ。
前半26分、右サイドで運動量を増やしていたMF柏大輝がスルーパスで抜け出し、先制点をアシスト
先制した阪南大高は、その後も前から制限をかけてボールを奪い返し、抜群のスピードを持つMF伊藤成康(2年)がドリブルシュート。京都U-18はジャッジの遅れや、ミスもあり、なかなかリズムに乗ることができない。
それでも、パスのテンポを上げ、徐々に阪南大高を押し下げていく。だが、京都U-18は前半のシュート数が2本と、なかなか攻め切ることができなかった。対して、阪南大高の濱田豪監督は、「前半の最後があまりにも下がり過ぎて、だいぶ(流れを)持っていかれたんで、(前から行くのと、下がるのとでは)『どっちが楽や?』と」と選手たちに説いたという。チームはボールを保持されて走らされるよりも、奪いに行くことを選択。その阪南大高は後半に4得点を挙げた。
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