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阪南大高の注目MF福本一太が京都U-18から先制点!「点取れるボランチ」への成長、プロへのアピールを続ける

ゲキサカ / 2024年5月8日 16時57分

前半26分、阪南大高MF福本一太(3年=アイリスFC住吉出身)が右足で先制ゴール

[5.5 プリンスリーグ 関西1部第5節 阪南大高 5-1 京都U-18 阪南大学高見ノ里G]

 注目MFが先制点を叩き出した。前半26分、阪南大高(大阪)はFW弓場潤哉(3年)のスルーパスでMF柏大輝(3年)が右サイドを抜け出す。MF福本一太(3年=アイリスFC住吉出身)がマイナスのラストパスに走り込み、右足ダイレクトでシュート。先制点となる一撃をゴールに叩き込んだ。

「スルーパスもナイスでしたし、クロスもしっかりゴロで出してくれたんで。キーパーもズレてたんで、コースを狙うだけやったんで、もう行きました」というゴール。昨年、ボランチながらプリンスリーグ関西1部で2桁得点をマークしている福本は、得点への強いこだわりを持っている。

「『点取れるボランチ』っていうのはずっと目指していて、それは練習してるところでもあるので」と福本。1月の地域トレーニングキャンプ関西U-17では、「ゾーン」の右斜め45度から連続でゴールを叩き出すなど、インパクトのある動きを見せていた。そのMFは、シーズン開幕後も京都共栄高(京都)戦で2ゴール。この日も正確なシュートで得点を積み重ねた。

 昨年の10得点超えへ。「今年はそれ以上取って、得点王は目指していきたい」と語るが、自分のパフォーマンスに満足はしていない。この日は後半に左足の鋭いクロスで4点目のゴールを演出。だが、「まだ点取れるところもあった」と厳しかった。

 ボールを奪い取る力にも秀でる福本は、京都U-18戦の前半途中にボランチからトップ下へ移行。守備面で効果をもたらし、正確なパスでチャンスの起点にもなっていた。だが、後半はボールロストが増加。濱田豪監督もその点について、指摘していた。

 前節の履正社高(大阪)戦も試合途中からトップ下へ。ボランチの位置ではほぼボールを失わずにプレーしているが、厳しいエリアでもロストしない選手にならなければならない。まだトップ下のプレーに慣れておらず、後ろ向きのプレーでキープできないところもあった。それだけに、トレーニングでもトップ下でプレーする機会を増やし、改善していく考えだ。

 加えて、「やっぱり運動量がまだ足りない。もっと味方を楽にさせてあげるためには、もっと戻ったり、スプリントしたりっていうのは、もっと回数多くしていけたらなと」と語る。目標を達成するためにはもっと成長し、結果を残さなければならない。

「第1目標としてるのは、高卒プロなんで。見に来てくれてるっていう話も何回か聞くんで、もっと自分の特長を出して、スカウトしてもらえるぐらいの選手になりたいです」。1年時にU-16大阪府選抜のレギュラーボランチとして国体3位。阪南大高でも1年時から先発を務めるが、高校進学後、チームではまだ全国大会出場がない。それだけに、高体連屈指のボランチは必ず全国舞台に立つチャンスを勝ち取り、プロや大学のスカウトたちにアピールする。

(取材・文 吉田太郎)

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