ユース取材ライター、森田将義記者が選ぶ「インハイ予選注目11傑」(関西編)
ゲキサカ / 2024年5月17日 19時40分
令和6年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技(福島)の都道府県予選が各地で行われています。ゲキサカでは「インターハイ予選注目11傑」と題し、全国各地のユース年代を取材する森田将義記者に北海道・東北、関東、東海・北信越、関西、中四国、九州の各地域の注目選手11人を紹介してもらいます。第3回は関西地域の11人です。
森田将義記者「今年の関西はどの府県も本命不在で、インターハイ予選もどこが勝ち上がってもおかしくありません。各チームに高校サッカーシーンを盛り上げてくれそうな特徴を持った選手もいます。そうした選手の中から、各チーム1人、世代別代表歴なしというルールの下、おすすめの11人を挙げてみました」
以下、森田記者が注目する関西地域11選手
GK畑中優希(近大新宮高3年)
身長は小柄だが、「相手の雰囲気を見て飛ぶ方向を決めています」と話すPK戦の強さは抜群。県と近畿の新人戦では見事なPKストップを披露し、上位進出の立役者となった。初の全国大会出場に期待がかかるインターハイでも勝負強さの発揮なるか。
DF阪上聖恩(神戸弘陵高3年)
長所はスピードを活かしたインターセプトで、「背後を取られないようにしながら、ボールも奪える位置をしっかり把握している」。大外を攻め上がるだけでなく、インナーラップも得意にしており、攻撃面での貢献も高い。インターハイの出来次第では世代別代表も狙える選手だ。
DF伊藤大成(履正社高3年)
CBとしての上背はないが、対人の強さはピカイチで空中戦にも強い。50mを6秒フラットで走るスピードも備えており、数多くのJリーガーを育てた平野直樹監督は「坂圭祐(ガンバ大阪)のようになって欲しい」と口にする。
DF井上秀(金光大阪高3年)
高精度の左足キックが持ち味のCB。積極的に自陣からのビルドアップに加わりつつ、機を見ては前方に持ち運んで攻撃の起点として機能する。昨年から出場機会を掴み、途中出場ながらもインターハイに2試合出場。今年はDFリーダーとして期待される。
DF黒瀬直弥(三田学園高3年)
神戸U-15出身のCBで、クレバーな守備対応と左足キックが光る。昨年はビルドアップに力を注いだが、「足元に対してもっと強く行けというコーチからの教えがあったので意識している」今年は守備での力強さが増している。
MF上原周(草津東高3年)
昨年はシャドーの位置でテンポよくパスを散らして攻撃のリズムを作ったが、今年は本職のボランチでプレー。主将になったこともあり、「強度を上げて、自分が一番先頭に立ち、プレーでチームを引っ張りたい」と攻守での存在感が高まった。
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