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水戸|色とりどりの“こいのぼり”が泳ぐ、世界を魅了した国際展「須藤玲子:NUNOの布づくり」

IGNITE / 2024年1月22日 22時45分

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来たる2月17日(土)から5月6日(月・振休)までの期間、世界各地で反響を呼んだ国際展「須藤玲子:NUNOの布づくり」が、茨城県の水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催される。

今回は新たに、水戸藩ゆかりの“水戸黒”を用いた「こいのぼり」や、美術館のシンボルタワーをモチーフとした新作テキスタイルも登場する。

展示風景:「須藤玲子:NUNOの布づくり」 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2023 撮影:林雅之

香港からヨーロッパ、そして日本へ

茨城県石岡市に生まれた須藤氏は、1983年にテキスタイルデザインスタジオ「NUNO」の設立に参加して以来、デザインディレクターとして創造性と実用性に富んだテキスタイルを制作。

撮影:林雅之

その作品は、ニューヨーク近代美術館やメトロポリタン美術館に収蔵されるなど、国内外で高く評価されている。

展示風景:「MAKING NUNO: Japanese Textile Innovation from Sudo Reiko」 Japan House London、2021(C)Japan House London

そして、ゆかりの地である茨城県で開催する同展は、もともとは2019年に香港の「CHAT(Centre for Heritage,Arts and Textile)」で企画・開催され、その後イングランド、スコットランド、スイス巡回を経て、国内では「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」にて開催されたというグローバルな展覧会だ。

テキスタイルが“出来るまで”も見どころ

同展の見どころは、完成したテキスタイルにとどまらず、テキスタイルが“出来るまで”を公開している点にもある。

展示風景:「Sudo Reiko: Making NUNO Textiles」 CHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)Hong Kong、2019-2020 (C)CHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)Hong Kong

アイデアの着想源から原材料、ドローイング、製作サンプル、協働する工場や職人との試行錯誤や生産の過程まで、普段は見ることのできない制作の舞台裏は、アートな感性をさらにくすぐるはずだ。

色とりどりのテキスタイルが大空間を泳ぐ

須藤氏の代表作のひとつ「こいのぼり」は、大空間を泳ぐ色とりどりのNUNOオリジナルテキスタイルを用いたインスタレーションとして、世界各地で人々を魅了。

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