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朝ドラ「虎に翼」香淑さん(ハ・ヨンス)の秘めた思いに「なんて尊いんだ」「こういう人にこそ弁護士になってほしい」

iza(イザ!) / 2024年5月7日 11時1分

特高警察の取り調べを受ける(右)崔香淑(ハ・ヨンス)(C)NHK

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第27話が7日、放送され、ヒロインの同級生で、朝鮮から日本に留学してきた崔香淑(ハ・ヨンス)が抱える複雑な事情や思いが明らかになり、多くの視聴者の涙を誘った。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く「虎に翼」。主人公の猪爪寅子を女優の伊藤沙莉が演じている。ドラマは現在、第6週「女の一念、岩をも通す?」(第26~30話)が放送されており、昭和13(1938)年、初めて挑戦した高等試験(現在の司法試験)で不合格となった寅子は大学を卒業し、弁護士、雲野六郎(ドランクドラゴン・塚地武雅)の事務所で働きながら、勉強を続けることになった。この日の放送では、高等試験で不合格になった同窓生たちとの勉強会が開かれ、それに香淑も参加。香淑は、寅子たちと大学時代から行きつけにしていた甘味処「竹もと」に住み込みで働きながら、法律の勉強を続けていた。

その勉強会の最中に、特高警察が押しかけ、香淑の兄で思想犯の疑いがかけられている潤哲(ユン・ソンモ)の行方を聞いた。香淑は、兄が朝鮮に帰ったことを伝え、早期帰国を勧める潤哲からの手紙を見せた。特高警察が帰っていったあと、香淑は突然のことに唖然とする寅子たちに事情を説明。以前、潤哲とともに連行されて取り調べを受けた際、特高刑事の1人から、思想犯と疑われた兄を持つ朝鮮人を高等試験に受からせるわけがないと言われたことを話した。香淑は、高等試験を受験する前に弁護士になる夢を諦めており、兄からも朝鮮に帰ろうと言われたと明かし、それでも日本に残って受験したのは、仲間の試験の結果を見届けたかったからと告白。寅子たちと一緒に勉強を続けているのは、仲間とこれから法律を学ぶ女子学生たちのために少しでも役に立ちたいと思ったからだと伝えた。

第26話(6日放送)でも、明律大で女子の新入生募集が中止になると聞いて、先頭に立って教授の穂高重親(小林薫)らに抗議したのが香淑で、普段おとなしい彼女の意外な行動に寅子たちは驚いていた。その理由と香淑の献身的な思いが明らかになる展開は多くの視聴者の心を揺さぶり、SNSには、「あんなに必死だったのは自分のためじゃなかったんか…」「香淑さんの思いやりに涙」「なんて尊いんだ」といったコメントがズラリと並んだ。

また、「こういう人にこそ弁護士になってほしいのに」「民族差別と女性差別ダブルであまりにイバラの道すぎる…」「泣き寝入りするしかないのかな」「生まれとか性別とか、その人の属性でレッテルをはることがどれだけバカバカしいかわかるな…」など、香淑に寄り添って悔しさをかみしめる人も少なくなかった。さらに、この後、太平洋戦争に加え、朝鮮戦争も起こることから、「無事に帰国できたとして、この後、朝鮮半島で起こることを想像すると不穏な予感しかない…」「香淑さんに不幸が訪れませんように、と願わずにはいられない」といった書き込みも散見された。

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