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大連市で日本料理関連展示会が開催、ジェトロブースに31社出展(中国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年3月28日 0時10分

中国の大連市で3月13~14日、「2024年遼寧日本料理産業発展大会」が開催された。遼寧省飲食調理業界協会とその傘下組織の日本料理専門委員会が主催したもので、2019年、2020年、2022年に続いて4回目となる。東北3省の日本料理店や中華料理店および食品バイヤーが多く訪れる展示会で、主催者によると、2日間の来場者数は約2,000人に及び、前回(2022年)の約1,600人を上回った(2022年3月24日記事参照)。

同展示会の趣旨は日本料理の発展を促すことであり、全出展企業66社の商品は日本料理店で活用可能な食材が大半だった。ジェトロがとりまとめたブースには31社が出展し、うち輸入食品を取り扱っている中国進出日系企業および中国側代理店が14社、中国進出日系食品企業が17社だった。出展品目は酒類、調味料、菓子類、冷凍食品、水産加工品(中国産)など多岐にわたった。

出展企業からは、「日本料理店など既存の取引先が多く訪れたため、新商品を紹介する良い機会だった」「大連で料理店向けの販路を持つバイヤーを探すために出展した。条件に合うバイヤーがみつかりそうだ」「中華料理店関係者の来場が期待より少なかった」「イベント内で日本酒の基礎知識に関するセミナーも開催すれば、日本酒関連のバイヤーの集客にさらに役に立つ」といった声が聞かれた。また、来場者からは、「出展商品が幅広く新商品を探す良い機会だった」「消費者を引き付ける面白い商品を探したところ、糖質ゼロ、プリン体ゼロの焼酎に関心が寄せられ、さらに商談を進めたい」との声が上がった。

ジェトロは同イベント開催中に、出展日系企業10社の食材を用いた中華料理の調理デモンストレーションと試食イベントを開催した。会場となった大連フラマホテルの料理人が各社の食材を使って中華料理を調理したほか、各社から企業紹介や商品紹介を行った。参加企業からは「当社のゴマだれはこれまで野菜サラダとのコラボを主にPRしてきたが、今回はクラゲの和え物に使われ、試食した来場者に大好評だった。この発想は考えたこともなく、今後は中華料理への応用も積極的に試していきたい」とのコメントがあった。

主催者の遼寧省飲食調理業界協会・日本料理専門委員会は、次年度も同様の取り組みを継続していく方針だ。

写真 会場の様子(ジェトロ撮影)

会場の様子(ジェトロ撮影)

写真 クラゲのゴマだれ和え(ジェトロ撮影)

クラゲのゴマだれ和え(ジェトロ撮影)

(王哲)

(中国、日本)

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