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熱中症対策のファッションについて

JIJICO / 2016年5月28日 9時0分

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熱中症対策のファッションについて

身につけるものは天然素材が熱中症対策の基本

基本的に天然素材を身につけることをおすすめします。
例えば、麻(リネン)は吸水性、発散性があるので、さらりとしていて気持ちがいいし、綿(コットン)は通気性がよく、皮膚を清潔に保つ効果もあります。

また、絹(シルク)は、保湿性、吸水性に優れていて、夏はサラサラ、冬は暖かいので一年を通じ、万能素材として使えますし、構成される18種ものアミノ酸のおかげで、細胞が活性化し、美肌効果も高いようです。

化学繊維が使われている洋服、特に大量生産の安いものにありがちな素材は、通気性、吸水性が悪く、残念ながら汗が皮膚に残りやすいのです。
ですから、夏場に日差しを遮る帽子の素材選びも通気性の面で気をつけたいものですね。

夏に発生する静電気も熱中症を引き起こす原因に

また、冬場に起こる静電気は、なんと!意外にも夏のクーラーのきいた、空気が乾燥している室内にも発生しています。
物と物による摩擦、空気との摩擦によって静電気が起こるのですが、洋服の素材にも「プラス」と「マイナス」があり、人間の身体が0で天然素材がプラス、人工的に作り出す石油由来の化学繊維は、マイナスに位置します。

「プラス」と「マイナス」が近い程、静電気が発生しにくく、遠くなるほど静電気を発生させるので、なるべく同じ素材のもの、または近い素材のものを着ることで、熱中症を引き起こす要素となり得る静電気の発生を防ぐことが出来ます。
しかし、熱中症対策で忘れがちですが、実は重要になってくるのが足元。

熱中症対策には足元対策を忘れずに

職場の床は化繊のカーペットの場合が多く、歩いているうちに靴底と擦れて帯電されたままになってしまうため、
靴は放電性の高い、革底のものを選ぶことをおすすめします。

静電気が溜まると先ほど説明したように熱中症を引き起こすこともつながります。
しかし、怖いのはそれだけではなく、静電気が溜まることにより体内が酸性化(マイナスイオンが減少)し、バランスが崩れることにもつながるのです。
その結果、体内のカルシウムやビタミンが減少したり、免疫力が低下したり、血糖値が上昇し、血液がドロドロになって動脈硬化を促進したり、最悪だと脳内の神経細胞を破壊してしまう…なんて怖いことまで引き起こしてしまうようです。
ですから、静電気対策というのは熱中症対策だけではなく、健康を維持するうえでも重要なのです。

最後に、室内でも起こってしまう熱中症を防ぐためには、ミネラルウォーター(電解質飲料)を飲んで、プラスイオンを吸着する観葉植物を室内に置いたりして摩擦の帯電を抑えておきましょう。
そして、気候に適応しやすい天然素材で作られた上質な服を選ぶことで発汗後の発散を促しながら心地良く対応していきたいですね。

(五十嵐 かほる/イメージコンサルタント・ファッションプロデューサー)

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