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変更が加えられた39歳“道兼”俳優の最期、柄本佑“道長”は「ちゃんと嫌い、ちゃんと好きになれた」存在|NHK大河『光る君へ』

女子SPA! / 2024年5月6日 8時46分

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大河ドラマ『光る君へ』(C)NHK

吉高由里子が紫式部役で主演を務める大河ドラマ『光る君へ』の第18回「岐路」が放送。

第1回「約束の月」からヒール役を担いながらも、父に愛されたかった悲しい面も覗かせ、憎み切れない複雑な“人間”として存在してきた藤原道兼(玉置玲央)が死を迎えた。

力を得ることに固執してきた道兼が、人のために動いた人生の終盤の鍵となったのは、かつて大嫌いだった弟・道長(柄本佑)だった。

道兼の人生を演じ切った玉置に取材。その口からは撮影秘話と、道長を演じた柄本をふくめ、「ちゃんと嫌いでよかったし、ちゃんと好きになれてよかった」と、道長への愛があふれた。

◆道長のことは、ものすっごい嫌いでした!

道長が三郎と呼ばれていた子どもの頃から、道兼は弟・道長を敵視しているように映ったが、玉置自身「ものすっごい嫌いでした」と断言する。

「父の兼家(段田安則)が、“わしも三男だ!”(第3回「謎の男」)と道長に言うシーンがあるんですが、あれとかもすごく嫌です。もちろん台本でも読んでいましたが、放送で見たときに、“こんなやりとりをしてたのか。道長いいな、羨ましいな”と思いました。自分はお父さんにあんな振る舞い(上を目指す父の考えや、自分への振る舞いにのらりくらりと意見して交わしている様子)などできないし、軽口叩けないし、父も自分の知らないところで道長とそんなやりとりをしていて。道長が愛されているのをいろんなところで感じるし。

兼家の死に目も、やっぱり道長が兼家を抱いて慟哭する。物語上、道長が生き残るからということじゃなく、いろいろすごく感じて、道兼としては道長が嫌いでした。それが第15回(「おごれる者たち」)で一気に変わったんだと思います。救ってもらったんです。道長に」

◆道兼は誰かのために汚れ役を担っていけるようになっていった

第15回、藤原公任(町田啓太)のもとに転がり込んでいた道兼を、道長が訪ねる。そして「兄上は変われます」と言われたことで、道兼は再び立ち上がるのである。疫病の蔓延する世の中で、これまでと違った道に。

「道兼の中で変化があって、汚れ役というのが、今までの言葉通りの意味ではなく、要は自分の出世とか欲を解消するためじゃなくて、誰かのため、もしかしたら道長の未来のために汚れ役をちゃんと担っていくようになっていったということなのかなと。何よりも、道長のおかげで、彼は少しだけ真人間になれたのかなと思います」

◆死後の映像シーンについても監督とやりとりできた作品に

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