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大河「光る君へ」玉置玲央インタビュー「道長はものすごく嫌いだった、ちゃんと好きになれてよかった」藤原道兼役を振り返る

iza(イザ!) / 2024年5月5日 20時45分

第18話の場面から。弟、道長の支えもあって立ち直った藤原道兼(玉置玲央)(C)NHK

吉高由里子が主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合など)で、藤原道兼を演じた玉置玲央が取材に応じ、作品や役に対しての思い、撮影現場の裏話などについて語った。

平安時代を舞台に、「源氏物語」の作者として知られる紫式部(まひろ、吉高)の幼少期からの生涯と、「源氏物語」の執筆や権力者、藤原道長(柄本佑)とのかかわりを軸に描く波乱の一代記。道兼は右大臣、摂政を歴任した兼家(段田安則)の次男坊で、兄の道隆(井浦新)にすべてがかなわず、父の愛情に飢え、その苛立ちの矛先が道長に向くこともあった。若いころは、ある事故をきっかけに逆上し、幼いまひろの目の前で彼女の母、ちやは(国仲涼子)を斬殺。兼家の力でこの一件はもみ消されたが、以降、一族の汚れ仕事一切を押し付けられてきた。先代の花山天皇(本郷奏多)を退位させる謀略では、天皇の懐に入り込んで夜陰に乗じて密かに出家させる役割を果たし、兼家の摂政就任に大きく貢献したが、老いを自覚した兼家が後継者に指名したのは道隆だった。自分が指名されると思い込んでいた道兼は猛抗議。その後、互いの黒い過去を暴露し合う口論となり、最後は「この老いぼれが…とっとと死ね!」と吐き捨てた。兼家の没後も喪に服さず、自暴自棄になって自堕落な生活を送っていたが、道長の粘り強い励ましで立ち直り、自ら進んで疫病対策に奔走。道隆亡き後、ようやく宿願だった関白職に就くが間もなく病死した。

「第1回で視聴者が離れるのでは…と」

――3回目となった大河ドラマの撮影期間を振り返っての感想を

「父、兼家に『とっとと死ね!』と暴言を吐いた第14回(4月7日放送)の反響がすごく強かったみたいで、撮影を振り返って道兼なりに積み重ねてきた視聴者の方からのヘイトとか、書かれてきた物語の中での働きぶりみたいなものが、実を結んでいってるんだなと感慨深かったです」

――第1回(1月7日放送)のちやはを斬殺したシーンについて、平安時代の比較的平和なストーリーが進むのかなと思っていたところで、突然血生臭い光景が展開し、前半のストーリーのイメージが決定づけられた重要な場面でした。演じるにあたって感じたプレッシャー、監督と話し合った演技プランなどを聞かせてください

「事前に台本を読んで、こういう流れになる第1回って、過去の大河ドラマを見てもあんまりなくて、おもろいじゃないかって正直思いました。これをどう先の物語とか道兼の人物像につなげていけるかということを意識しながらやってたような気がします。第1回が衝撃的な終わり方だったので、視聴者の方が『こういう話が続くようなら今回の大河ドラマは見なくていいや』ってなっちゃうのも嫌だなと思っていて。そうなってしまうとしたら、きっかけは自分のその所業なので、そういう意味ではプレッシャーがありました。初回の監督はチーフ演出の中島由貴さんだったんですが、お互いにすり合わせをして落としどころを見つけて演じました。そのおかげで、その先の撮影もいい意味でお互いのプランをぶつけ合って戦いながら作品を作っていけるなっていう思いが芽生えた撮影でした」

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