無痛分娩はワガママ?「痛みがないと母親になれない」親戚男性から反対されたけれど
女子SPA! / 2024年5月9日 8時45分
写真はイメージです。(以下同じ)
俳優・生田斗真(39歳)のSNSでの発言をきっかけに、いま「無痛分娩」について大きな注目が集まっています。
5月7日、生田は自身のインスタグラムのストーリー機能で、妊娠9か月だというファンからの「出産こわいよー」というコメントに、「旦那様に無痛(分娩)おねだりするか」と回答しました。
これに対し、自分の体のことは女性自身が決める権利があり「おねだり」は不要であることや、無痛分娩でも出産は命がけであり、痛み以外にも生命の危険を伴うことを分かっていないといった指摘が相次ぎました。
こうした事態を受け、生田はインスタグラムのストーリーで「僕の発言で傷つけてしまった方がいるようです。ごめんなさい」と謝罪。
今回、生田の発言は大きな話題になりましたが、無痛分娩について彼と同様の誤った認識や、「痛みがないと母親になれない」から自然分娩をすべきだという考えを持つ人々は男女問わず少なくありません。
こういった周囲の無理解に実際にぶつかった無痛分娩の経験者である、下着インフルエンサーのちーちょろすさんにその経験をつづってもらいました。(以下、ちーちょろすさんの寄稿です)
◆思っていたのとは全くちがった無痛分娩の体験
すべての出産からすると、11.6%(※日本産婦人科医会2023年報告より)とまだまだ少ないとはいえ、増えている無痛分娩。出産を検討されてる方なら一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
今回は、痛みに弱すぎて出産が怖かった筆者の無痛分娩体験談です。
筆者がどのくらい痛みに弱いかと言うと、注射は横になって打ってもらわないとダメなくらい、しょうもないアラサーです。
しかしそんな私でも出産ができました。現代医療には感謝しかありません。
とはいえ、思っていたのとは全く違う無痛分娩。「先に知っておけばよかった!」と思ったことを紹介していきます。
◆自分の心を大切にするため無痛分娩を選んだ
無痛分娩の一般的なメリットは「痛みを和らげられる」「産後の回復が早い」といわれています。
筆者はそれに加え、「出産への恐怖をやわらげる」というメリットを感じていました。
入院予定日が近づくにつれ出産への恐怖から逃げ出したい気持ちになっていましたが、計画無痛分娩だったため、経験者から聞いていた「全く痛くなかった」という言葉をお守りに無事入院ができたくらいです。
そして生む前の時点で産後の仕事復帰への心配もあったものの、“産後の回復が早い出産を選べている”と思うだけでも、プラシーボ効果のようなものかもしれませんが、想像以上に落ち着いて出産に臨めました。
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