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「プロポーズ介入」「“嫁は料理できない”発言」北斗晶が長男結婚を機に少しずつヤバくなっている

週刊女性PRIME / 2024年3月14日 7時0分

北斗晶

「ヤバい女になりたくない」そうおっしゃるあなた。有名人の言動を鋭く分析するライターの仁科友里さんによれば、すべてのオンナはヤバいもの。問題は「よいヤバさ」か「悪いヤバさ」か。この連載では、仁科さんがさまざまなタイプの「ヤバい女=ヤバ女(ヤバジョ)」を分析していきます。

第97回 北斗晶

愛ってヤバい。そんな思いで私がウォッチしているのが、元プロレスラー・北斗晶です。夫である元プロレスラー・佐々木健介は結婚後に仕事がない時期もあったそうですが、北斗は生ごみをほとんど出さないほどの節約につとめ、夫を罵倒する鬼嫁キャラに徹したことで、バラエティ番組から引っ張りだこに。おしどり夫婦として芸能界に確固たる地位を築きます。2012年には『24時間テレビ』(日本テレビ系)のチャリティマラソンを家族4人で完走するなど、夫婦愛、家族愛の象徴的存在と言えるでしょう。

けれど、ご長男の結婚を機に、北斗が少しずつ少しずつヤバくなり、好感度を下げているような気がしてならないのです。どうヤバいのかを時系列で上げてみます。

1.息子のプロポーズに介入事件

長男の結婚相手は、元プロレスラーの。'22年6月13日放送『しゃべくり007』(日本テレビ系)に北斗は出演し、結婚までの顛末を語ります。長男は凛にプロポーズすることを決意しますが、コロナ禍ということもあり、大々的に外出できない。そこで実家でプロポーズすることにし、家族にプロポーズ大作戦を告白します。長男は映画監督を夢見てカナダで修行中だそうで、いろいろこだわりがある様子。部屋を自然の中のように飾りつけ、プロポーズの一部始終を隠しておいたカメラで撮影したいというプランを語ります。同じ家の中で息子がプロポーズをしようとしているのに、「2人とも下りておいで~」なんて声をかけてしまったら雰囲気はぶち壊しでしょう。ですから、家族に打ち明けるのは理解できますが、部屋を飾り付けするのに必要なものは、北斗が買ってきたそうです。レギュラー陣からは「自分でやれよ」「家族を巻き込むな」との声が上がりましたが、このエピソードからも、なんでもお母さんにおまかせの息子、もしくは息子のことは何でもやってしまうお母さんが想像されてなりません。

「母ちゃん、優しいからシャツとスカートだけは買っておいた」

これだけならまだいい。上述したとおり、プロポーズの一部始終は隠しカメラに収めることになっていますが、凛はあまり服装に頓着がなく、いつもジャージ。「そんな汚い格好でプロポーズされたら、かわいそう」と、北斗は機転を利かせて「食事に行くから、少しマシな服を着ておいでよ」と声をかけます。北斗のいいつけを守っておしゃれをしてきた凛ですが、「この子はおしゃれな服を持っていないだろうな」と先読みした北斗は、「母ちゃん、優しいからシャツとスカートだけは買っておいた」と話していました。有名スタイリストでもないお姑さんの選んだ服でプロポーズを受けたい女性はかなりの少数派な気がしますが、北斗は自分のヤバさには微塵も気づかず、むしろ自分を「優しい姑」と感じていたようでした。

2.息子の誕生日に号泣事件

こうして二人は結婚することになりますが、長男はカナダで映画監督の修行をし、凛は日本でプロレスを続ける別居婚という形をとることになります。'22年6月29日放送の『決断の瞬間に密着!いきざま大図鑑』(日本テレビ系)に出演した北斗は、「(門倉が結婚を機に)引退を考えているのかなとか思ったんですけど。お互いに夢をあきらめないって言っていたので。じゃ、どうするんだろうっていう。バンクーバーについて行くのかな、ついて行かないのかな。そこも考えましたね」と、表立って批判はしないものの、プロレスを引退しない、バンクーバーについていかないことを不満なように感じたのは、私だけではないはず。

別居婚ですから、二人が一緒にいられる時間は限られています。北斗は「結婚して今年の11月が健之助の初めての誕生日になるから。もしかしたらその時一緒にいなかったら、なんで結婚して初めての誕生日をお祝いしてあげられないんだろうかと思うんじゃないかって。その切なさはあります、自分が味わったから」と涙を見せたのでした。長男がカナダに留学中、北斗が長男の10代最後の誕生日にカナダに行かなかったことで、息子さんに寂しい思いをさせたという後悔が残っているからだそうなのです。

「自分の気持ちイコール息子の気持ち」

北斗のオフィシャルブログを見るとわかりますが、長男が留学して日本に不在の時も、日本に残された家族で誕生会をするなど、北斗はかなり誕生日を重要視しているよう。けれど、息子さんも北斗と同じく誕生日に思い入れを持っているかはわかりません。10代最後の誕生日に北斗が来なかったとしても、友達や恋人と楽しく過ごしていたかもしれませんし、別居婚で誕生日当日に一緒にいられなかったとしても、今は通信手段はいくらでもありますから、2人はその代替案を考えていたはずです。親子であっても、別人格ですから同じ気持ちとは限りません。それなのに、どうも北斗は「自分の気持ちイコール息子の気持ち」と決めつけて突っ走っているように見えました。

3.「うちの嫁は料理ができない」発言

妊娠した凛は所属団体を退団、夫のいるカナダに渡ります。北斗は“おば活”と称して仕事を休み、若い2人の住む家の近くアパートを借り、産前産後の2人をサポートします。外国でひとりぼっちで初産を迎えるのは相当不安だったことでしょう。ですから、北斗の存在に2人は大感謝したのではないでしょうか。しかし、この後がしょっぱい。『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した北斗は、「うちの嫁は料理ができないんです」と話していましたが、料理が得意でも不得意でも、産前産後の女性には休養が必要なことに変わりはありません。この発言から、嫁のサポートがしたいのではなく、出産直前で体の自由がきかず、かつ料理が下手でろくなものを食べさせてもらっていないであろう息子に、おいしいものを食べさせたいと思ってカナダに行ったのではないかと邪推したくなりました。

昨年の11月には息子さん一家が一時帰国しますが、北斗が仕事が立て込んでいて家にいることができない。そこで北斗のたっての願いで帰国を遅らせることになります。息子さんは今、映画監督になるという大きな夢をかなえるための大事な時期であり、また、妻子を養う立場にあるはずなのに、自分の都合で仕事を休ませる母親ってヤバくないですか? 結局、帰国を延長。息子一家は2月14日に帰国し、涙にくれていた北斗ですが、2月23日に「遅めの冬休みをいただきます」と発表、夫や次男とハワイに飛び、息子夫婦と落ち合っていたのでした。現地で、凛と次男の誕生日、そして孫の初節句をしたそうです。息子夫婦と会う回数があまりに多いことで、ヤフーコメントには「ウザい」「家族三人で過ごさせてあげて」と北斗の過干渉を指摘する声があふれたのでした。

次男も息子夫婦も孫も「全員自分のもの」

それでは、過干渉と愛情深いお姑さんの違いは何でしょうか? それは、自分のポジションを理解しているかどうかだと思います。婚姻届けが受理されると、親の戸籍から抜けて、新しい戸籍が作られます。このことでもわかるとおり、結婚したら、たとえ子どもであっても別世帯で、北斗はいわばセカンド家族という立ち位置になります。世帯が別なのだから、縁を切れ!という意味ではなく、息子夫婦は原則的に自分たちのことは自分で決めて実行しなければなりません。子育ては2人で協力し、夫(妻)が体調を崩したときに助けるのは妻(夫)です。夫(妻)の誕生日をどう過ごすのか、子どもの初節句をどうするのかを決めるのは息子夫婦です。2人ではどうにもならないとき、助けてほしいの一声があったときに初めてかけつけるのがセカンド家族であり、何も言われていないのに「彼らは今、きっと困っているだろう」と決めつけて先回りするのは、過干渉だと思います。

しかし、北斗のブログを見ていると、お孫さんのことを「さすが佐々木家の子」と書いたり、ハワイで過ごしている最中に「間も無くまた家族が離れ離れになりますが」(原文ママ)と書いたりと、次男も息子夫婦も孫も「全員自分のもの」であると思っているふしが伺えます。

このように思っているとしたら、「自分の思うように動かしたい、言うことを聞かせたい」と思うようになるでしょう。北斗も佐々木家の嫁としてよくも悪くもかまわれてきた、というのなら、そういう方針のご家庭なのねとまだ理解できるのですが、北斗は実家の隣に家を建てているくらいですから、あてはまらない。一言で言ってしまうと、息子を手離したくないんだろうなと思います。

基本的に凛をほめるスタンスの北斗ですが、プロポーズの際、「この子はおしゃれな服を持っていないだろうな」と勝手に決めつけて服を用意したり、「うちの嫁は料理ができない」と発言したり、心のどこかでは「息子をまかせておけない」と思っているのではないでしょうか。なので「できないんだから、母ちゃんがやってやるよ」と勝手に先回りして、2人の領域に入り込んでいる気がします。

家族の世話をまめまめしく焼く母というのは、日本社会では好意的に受け止められるでしょうが、実は家族の世話を焼きすぎることは、依存症の一つと言われています。母親が世話を焼きすぎると、子どもは自立できなくなります。なので、母親は「しょうがないなぁ」とまた過剰に世話を焼くという悪循環が続くのです。北斗かそうだと決めつけるつもりはありませんが、あまり干渉していると夫婦仲にヒビが入る可能性もありますし、北斗のタレントとしての好感度にも影響があるかもしれません。愛と支配は紙一重です。ヤバくない程度の愛でお願いしたいです。

<プロフィール>
仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。『サイゾーウーマン』『週刊SPA!』『GINGER』『steady.』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。また、自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む男女の相談に応えている。2015年に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)を発表し、異例の女性向け婚活本として話題に。好きな言葉は「勝てば官軍、負ければ賊軍」

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