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「信号待ち」はフットブレーキを踏む? それともギアを「Pレンジ」に入れる? どっちがクルマに優しく安全なのか

くるまのニュース / 2024年5月5日 21時10分

AT車で信号待ちをする際、「フットブレーキを踏み続ける」人もいれば、ギアを「パーキングレンジ」に入れてフットブレーキから足を離す人も存在します。一体どちらが推奨される行為なのでしょうか。

■「P」に入れての信号待ちはNG?

 赤信号で停止した際、AT車の場合はフットブレーキを踏み続けて信号が変わるのを待つ人が多いでしょう。
 
 しかし中には、ギアを「パーキングレンジ」に入れてフットブレーキから足を離す、という人も存在します。
 
 双方とも“停車”としては間違いなさそうに思える行動ですが、一体どちらが推奨される行為なのでしょうか。

 信号待ちで停止時の行動について、自動車ディーラーの整備士に話を聞いたところ、以下の回答がありました。

「信号待ちでギアをパーキングレンジに入れて待つのは、避けた方が良いでしょう。

 その理由としては、パーキングレンジに入れたとしてもフットブレーキほどしっかりとは制動できないため、万が一追突されたときなどに被害が大きくなります。

 また、再始動する際に誤ってギアをリバースに入れてしまうなど、操作の間違いを招く可能性があるので、基本的に推奨されません。

 さらに、パーキングレンジとともにパーキングブレーキ(サイドブレーキ)を併用する人もいますが、前方の車両が発進した際に慌てて解除しようとして、ギアを誤るだけでなく急発進してしまうことも考えられます」

 このように、ギアをパーキングレンジに入れる行為は“フットブレーキから足を離せる”点は楽ですが、実は危険が潜んでいる行為だといいます。

 くわえて、ギアをパーキングレンジに入れず「パーキングブレーキのみを引いた状態」で、フットブレーキから足を離す人も稀に存在するかもしれませんが、これも非常に危険な行為。

 先述の整備士によると、パーキングブレーキのみの場合、路面の傾斜角度によってはクルマをしっかりと止めることができない可能性があり、またギアへの負担も大きいため、勧められない行為とのこと。

 また、信号待ちのたびにパーキングレンジに入れ、しかもパーキングブレーキを使わない場合については、「パーキングロックポールが通常よりも早く摩耗してしまうことが考えられます。パーキングロックポールが摩耗すると制動力が弱まり、パーキングレンジに入れていてもクルマが動いてしまうため危険です」として、停車時の操作が積み重なることで車体に悪影響を及ぼす可能性についても言及します。

※ ※ ※

 このように、パーキングレンジに入れての信号待ち、またパーキングブレーキのみの信号待ちは危険とのこと。

 Dレンジ(ドライブレンジ)に入れた状態で、フットブレーキを足でしっかりと踏み、安全に信号が変わるのを待ちましょう。

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