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金融業界でも有名? 意外と知らない「パックマン」の豆知識

マグミクス / 2023年5月22日 7時10分

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■初代『パックマン』稼働から43年

 2023年5月22日は、ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)が生み出したゲームキャラクター「パックマン」の誕生日です。1980年にアーケードゲームでデビューを飾ったパックマンは、43年にわたって多種多様なシリーズ展開を見せました。

「パックマン」を操作して画面内のエサを食べ進めるドットイートゲームを皮切りに、横スクロールアクションゲームの『パックランド』など、そのジャンルは実に多種多様。ビデオゲームにはじまり、アニメ、キャラクターグッズなど関連商品は好調なセールスを記録しています。

 今回は「パックマン」の生誕43周年を祝うべく、知らない人も意外と多い「パックマン」にまつわる豆知識を紹介します。

●「パックマン」に由来した金融用語がある

 アーケードゲーム第一作目において、通常状態の「パックマン」は敵キャラの「ゴースト」に力負けしてしまう一方、パワーエサを取った状態であれば逆にゴーストを蹴散らすことができます。このゲーム性に由来する金融用語が「パックマン・ディフェンス」です。

 この言葉は企業間で敵対的買収が生じた際、対象にされた企業側の防衛策(例えば、株式公開買い付けを行うなどの行為)を指し、後にパックマン・ディフェンスというキャッチーなフレーズが使われるようになりました。一見関連の薄いビデオゲーム文化とビジネスシーンが、特定のタイトルによって結び付けられた興味深い事例といえるでしょう。

●2005年にギネス世界記録に登録された

 関連コンテンツの総売上が140億ドルにのぼると言われている「パックマン」は、誕生当時からの功績が称えられ、2005年にギネスワールドレコーズから認定を受けることになりました。

 受賞に際して授けられた称号は「最も成功した業務用ゲーム機」で、2006年度発刊の書籍版(ギネス世界記録)にもしっかりと明記されています。また、『パックマン』から派生したドットイートゲーム『ミズ・パックマン』も、ビデオゲーム業界に多大な影響を与えたとされ、「ストロング国立遊びの博物館」(アメリカ・ニューヨーク州)が設けた「世界のビデオゲームの殿堂」に選ばれています。

■「パックマン」楽曲が北米で一大ブームを築く

●ゴーストにはそれぞれ名前がつけられている

ひょんなことから迷子になった妖精を、無事に仲間のもとへ送り届けるアクションゲーム『パックランド』のファミコン版

「パックマン」シリーズお馴染みの敵キャラクター「ゴースト」には、第一作目からそれぞれ名前がつけられています。リーダー格の「ブリンキー」(赤色)を筆頭に、通路で先回りしがちな「ピンキー」(桃色)、やや臆病な「インキー」(水色)、気分の赴くままに徘徊する「クライド」(黄色)……といった具合に行動パターンもさまざまで、初登場時から「パックマン」を操る多くのプレイヤーを苦しめました。

 くわえてこの4体だけでなく、紫色の「スー」や緑色の「ファンキー」など、作品によってはゴーストが追加されるパターンもあります。なお、「アカベエ」や「アオスケ」などといった和名は日本版のみの仕様です。

●「パックマン」の関連シングルが北米で大ヒットを記録

『パックマン』は1980年当時から海外へ輸出され、瞬く間に北米で大ヒットを叩き出しました。アーケードゲームのみならず、バラエティ豊富な関連商品が市場を席巻。TVアニメ「ザ・パックマン・ショー」が視聴率50%を記録したほか、「パックマン」をあしらったファッションアイテムや家庭用品も星の数ほど登場したのです。

 なかでもコミュニティへインパクトを与えたのが、「Buckner & Garcia」(バックナー&ガルシア)の楽曲「パックマンフィーバー」です。同曲は「パックマン」人気を表現したメロディーラインが話題を呼び、シングル売上100万枚という前例のない偉業を達成しました。

(龍田優貴)

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