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レトロゲームの意外と知らないマメ知識3選 「ファンが信じたガセネタも?」

マグミクス / 2023年6月10日 21時25分

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■意外と知らないレトロゲームのマメ知識とは?

 家庭用ゲーム機は日々進化を続け、多くのゲームファンを魅了し続けています。間もなく発売されてから40年が経つ『ファミリーコンピュータ』は、家庭用ゲーム機を大きく普及させた大ヒットハードでした。

 そこで今回は根強いファンを誇るファミコンやレトロゲームにまつわる、いくつかのマメ知識をご紹介します。

 ファミコンのコントローラに採用された「十字キー」は操作性に優れ、その後に発売された数多くのゲーム機にも使用されています。今ではファミコンのコントローラの代名詞のように語られている十字キーですが、実は最初に採用されたのはファミコンではありませんでした。

 ファミコンが発売される約1年前、ゲーム&ウォッチ版の『ドンキーコング』に十字キーが採用されたのが最初になります。それまでのゲーム&ウォッチでは左右にボタンがあるだけだったので、十字キーを初めて見たときは驚かされたものです。しかし、実際に触ってみると直感的に操作可能で、アーケードゲームのスティックよりも遊びやすい印象でした。

 当時十字キーを製作した開発者たちは、手元を見なくても操作できるようにするため試行錯誤を繰り返したことが、任天堂公式サイトのインタビューで明かされています。

 ちなみにゲーム&ウォッチの『ドンキーコング』は、携帯ゲーム機の『ニンテンドーDS』のような2画面のマルチスクリーンが採用されており、当時どれだけ画期的なゲームだったのかがわかります。

 また、ファミコンといえば白とえんじ色のカラーリングが特徴的です。この独特のカラーを採用した理由について、過去には「安いプラスチックが白とえんじだったから」という噂がまことしやかに囁かれていました。

 しかしファミコンを設計した上村雅之氏は、この噂をきっぱり否定。「最初に予定していた安いスチール製のボディがあまりにも脆かったので、強度の高いプラスチックに変更した」「えんじ色にした理由は、単純に社長命令」と説明しており、コストダウンが理由ではなく、当時の社長の好きな色だったことが明かされています。

 ファミコンで遊ぶうちに本体の白い部分が色ヤケした人も多いはず。それでも長年遊び続けられたのは、それだけ耐久性に優れた素材が採用された証かもしれません。

 最後に紹介するのは、ファミコンやゲームボーイなどで大ヒットを記録したゲームソフト『テトリス』についてのマメ知識です。とくに任天堂が発売したゲームボーイ版『テトリス』は400万本以上を売り上げました。

 しかし、ソ連生まれの『テトリス』が日本でブレイクしたのは、セガが発売したアーケード版がきっかけでした。当然セガは、自社のゲームハード「メガドライブ」版『テトリス』の開発を行いましたが、ライセンスの問題によって発売を断念したという経緯があります。

『テトリス』の爆発的ヒットで任天堂のゲームボーイ本体が普及したように、もしメガドライブ版の『テトリス』が世に出ていたら、家庭用ゲーム機の勢力図が変わっていたのかもしれません。

 ファミコンなどをリアルタイムで遊んできたファンにとっては常識でも、今のゲームファンには意外に感じる部分も少なくないはず。当時の開発者が語った苦労話や裏話には興味深いものが多いので、一度調べてみるのも面白いかもしれません。

(LUIS FIELD)

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