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ファミコン名曲5選! 『ドラキュラ』『ゼルダ』…限られた音で表現されたガチ名曲集

マグミクス / 2023年10月21日 21時10分

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■ファミコンの限界を超えた名曲たち

「ファミリーコンピュータ」で発売されたゲームでは、限られた音しか使えないにも関わらず、作曲家たちの奮闘により数々の名曲が生み出され、今なおアレンジなどを加えられて親しまれています。今回は、特に人気が高い5つの曲を見ていきましょう。

●『悪魔城ドラキュラ』 Vampire Killer

「Vampire Killer」は1986年にKONAMI(現:コナミデジタルエンタテインメント)からディスクシステム用に発売された『悪魔城ドラキュラ』の、ステージ1で使用された楽曲です。多くの名曲を世に送り出した『悪魔城ドラキュラ』シリーズ楽曲の原点にして至高の作品であり、その後も数多くの作品でアレンジを加えられ使用されています。作曲者はファミコン版『グーニーズ』など多数を手掛けた寺島里恵氏です。

 重厚な雰囲気と軽快なテンポを併せ持つという、本来であれば相反する要素を見事にミックスした曲であり、主人公であるシモンが戦いに赴く決意を表現しているかのような力強さも感じさせる、ファミコンの楽曲のレベルを一段上へと引き上げた歴史的な作品といえるでしょう。

●『悪魔城伝説』 Beginning

「Beginning」は1989年にKONAMIから発売された『悪魔城伝説』のステージ1で使用された楽曲で、多くの名曲を擁する『悪魔城ドラキュラ』シリーズの中でも屈指の傑作とされています。

 ファミコンの内蔵音源では3音での和音までしか鳴らすことが出来ないところを、『悪魔城伝説』はコナミが開発した外部拡張音源「VRC6」を使用し、6音での和音を鳴らすことが出来るようになっており、ファミコンの常識を超えた音の厚みは当時のプレイヤーたちを魅了しました。

 その後の作品でもアレンジを加えられる形でしばしば使用されていますが、いまなお原曲であるファミコン版の評価は極めて高いものがあります。

●『ゼルダの伝説』 メインテーマ

 1986年にディスクシステムのローンチタイトルとして任天堂から発売された初代『ゼルダの伝説』のオープニングとフィールドBGMとして使われた「メインテーマ」は、その後のシリーズでもアレンジされて使われ続け、幅広い世代に親しまれている名曲です。

 作曲は近藤浩治氏で、当初はフィールドのみで使用されるはずでしたが、オープニングに予定していた曲の著作権が切れていないことが判明し、急遽アレンジされオープニングにも使用されたという経緯があります。

 コントローラーを握ってリンクになりきり、この曲と共に冒険へと出発した記憶を持つ方も多いことでしょう。おそらくはこれから新たな『ゼルダの伝説』を始める新しい世代の方も、この曲と共に冒険を始めることになるはずです。

■竜退治はもう飽きた!

『メタルマックス』 画像はNintendo 3DS用ダウンロード版(エンターブレイン)

●『メタルマックス』 お尋ね者との戦い

「お尋ね者との戦い」は、1991年にデータイーストより発売された『メタルマックス』で使用されていた楽曲です。

 続編となる『2』以降も継続して使用されている『メタルマックス』シリーズを代表する曲ですが、初代は賞金首ではないボス敵にも使用されていたのに対し、その後のシリーズでは倒すと賞金がもらえる「賞金首」にのみ使用されています。作曲したのはサザンオールスターズや森口博子さんなど有名アーティストへの楽曲提供、編曲を担当している門倉聡氏です。

 強敵との戦いという燃えるシチュエーションをさらに際立たせるメロディとテンポが非常に素晴らしく、大変に「カッコいい」曲のためいまなお人気は高いものがあります。ただ近年「お尋ね者」という言葉が死語化したとの理由で曲名が「WANTED!」へと変更されたのは、時代の流れなのでしょう。

●『MOTHER』 POLLYANNA

「POLLYANNA(ポリアンナ)」は1989年に発売された『MOTHER』のフィールドBGMです。主人公ひとりの時に流れる曲であり、明るくリズミカルでありながら物寂しさも感じさせる曲調で、相反する要素を見事に調和させた名曲として大変高い人気を誇っています。

 曲名である「POLLYANNA」は「極端な楽天家」という意味で使用される単語で、1986年に『愛少女ポリアンナ物語』の作品名でアニメ化された、作家エレノア・ポーターの小説『少女ポリアンナ』が由来となっています。

 その後のシリーズでも曲名の変更やアレンジを経て使用されており、アレンジの中には英語ボーカルで歌詞がつけられたものも存在しています。『大乱闘スマッシュブラザーズDX』では安藤浩和氏により「マザー裏」としてアレンジされ、以後のシリーズでも継続使用されているため、『MOTHER』をプレイしたことが無い層にも知られている曲となりました。

(ゆうむら)

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