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使った記憶ある? タイミングが悪すぎた「残念なドラクエ呪文」3選

マグミクス / 2023年12月28日 21時50分

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■「もっと早く覚えていたら…」 習得タイミングが微妙すぎた呪文たち

 国民的RPG「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する呪文は、戦闘中や移動中など、さまざまな状況で使用可能です。その多くがレベルアップ時に習得し、「次はどんな呪文を覚えるのだろう」と胸を躍らせたものです。

 しかし一方で、習得するタイミングが微妙だった呪文も存在します。そこで、同シリーズに登場する呪文のなかから、習得するのが遅すぎて使う機会が少なかった、少々残念な呪文を振り返ります。

 1988年に発売されたファミコン版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(以下、『ドラクエ3』)の勇者が、レベル29で習得するのが「ベホイミ」の呪文です。

 ベホイミは味方のHPを約80ほど回復させる効果があり、僧侶(賢者も)がレベル14で習得するため、とくに序盤から大活躍する呪文のひとつです。

 しかし、レベル29で勇者が習得する頃には、ほとんどの場合は僧侶や賢者がしっかり育っており、勇者のベホイミに頼る機会はそれほど多くないのが実情でした。

 さらに勇者は、レベル33になると味方のHPを全回復させる「ベホマ」を習得します。呪文使用時の消費MPはベホイミが5に対し、ベホマは7と、それほど大きな違いはありません。

 せめて勇者がもっと早いレベルでベホイミを覚えるか、ベホマとの消費MPの差が大きければ、勇者のベホイミの使用頻度も上がったことでしょう。

『ドラクエ3』には、習得タイミングが微妙で使用頻度の低い呪文がほかにもあります。それは魔法使いと賢者がレベル33で覚える「レムオル」です。

 レムオルを使用するとパーティメンバーの体が透明になり、城や町などにいるキャラクターに気づかれなくなる効果があります。ストーリー上では、エジンベアの城の門番に気づかれず、こっそり忍び込む場面で有効な呪文でした。

 しかし、エジンベアの城に侵入するイベントをこなすだけなら、レムオルと同じ効果を持つ道具「きえさりそう」で代用が可能で、レムオルを覚えていなくてもクリアできます。

 というより、レムオルを習得するレベル33というのがあまりにも遅すぎて、エジンベアの城のイベントのときは、ほとんどの人が覚えていないと思われます。

 それなのにレムオルの呪文には、エジンベアのイベント以外の効果的な用途は見当たりません。せいぜい透明になって町の人に話しかけ、その反応を楽しむくらいしか使い道がない、残念な呪文だったのです。

■リメイク版になって、ますます使用機会が激減した呪文も?

『アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』(スクウェア・エニックス)

 1990年に発売されたファミコン版『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』は、後にPlayStationやニンテンドーDSにてリメイクされています。

 そのリメイク版で操作可能なキャラとして追加されたピサロがレベル49で習得する「ドラゴラム」も、覚えるタイミングが遅すぎるうえに、効果が変わったせいで微妙な扱いになってしまいました。

 ドラゴラムは自身の体をドラゴンに変身させ、数ターンの間、炎を吐いて敵を攻撃するという呪文です。全体攻撃で80~100程度のダメージを与えますが、ピサロがドラゴラムを覚えるレベル帯だと、それほど大きなダメージとは言えません。

 またドラゴンになっている間、ピサロは制御できなくなるので、補助呪文や回復呪文などが使えなくなるというデメリットもありました。

 そして、ファミコン版のドラゴラムには「はぐれメタル」などのメタル系のモンスターにドラゴンの炎でダメージを与えられるという大きなメリットがありましたが、リメイク版の『ドラクエ4』では、それができなくなっています。

 その結果、ピサロのドラゴラムを積極的に使用する場面は少なく、微妙な呪文と言わざるを得ません。

 今回紹介した3つの呪文も、習得レベルや、使用時の効果に多少の調整が入れば、使用頻度の高い効果的な呪文に化けたはずです。このような不遇な呪文はほかにもたくさんあるので、それを探してみるのも面白いかもしれませんね。

(LUIS FIELD)

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