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河合優実、人生の転機はDM 見知らぬ人からオファー届く「僕の映画に出てほしいと」【あんのこと】

モデルプレス / 2024年5月8日 22時14分

完成披露上映会に出席した河合優実(C)モデルプレス

【モデルプレス=2024/05/08】女優の河合優実と俳優の稲垣吾郎が8日、都内で行われた映画「あんのこと」(6月7日公開)の完成披露上映会に、共演の佐藤二朗、メガホンをとった入江悠監督とともに出席。女優として活動を始めた際のことについて明かした。

本作は、2020年6月に新聞に掲載された「少女の壮絶な人生を綴った記事」に着想を得て描く、実話をもとにした衝撃の人間ドラマ。『ビジランテ』や『ギャングース』の入江監督が、社会の中で「見えない存在」にされてしまった人々を、鎮魂と後悔の思いを込めて、まっすぐに見つめる渾身の一作となっている。

◆河合優実、役柄への向き合い方「どこまでも真剣に誠実にやるということに徹して」

初めて脚本を読んだ際の心境と、どのように自身の役を生み出していったのか尋ねられると、底辺から抜け出そうともがく少女・杏を演じる河合は「実在する方のお話ということが最初から最後まで自分の中で大きくて、とても強い気持ちで大切に触らないとできないなと思っていました」と吐露し、「脚本をいただいて読んだときに、入江さんが同じ気持ちで“覚悟しないとできないな”と思いながら書いた脚本なんだろうなという気みたいなものを受け取ったので、どこまでも真剣に誠実にやるということに徹していましたね」と回顧。続けて、「その中で本人に近づきながら、杏というこの映画の中のいちキャラクターとして作るという方向に途中からシフトしていったような感覚です」と語った。

◆佐藤二朗・稲垣吾郎、河合優実に感謝&謝罪?「僕らが不適切だったよ」

さらに、TBS系ドラマ『不適切にもほどがある!』での好演で注目を集める河合だが、共演したことで河合のすごさを感じた瞬間はあったか聞かれると、佐藤は「予告編の冒頭に使われているトンネルのシーンで、お互いがエモーショナルになって泣き叫ぶシーンがあるんですけど、そのシーンの前に初めて共演した河合優実がいきなり僕の手を両手で握ったんです」と打ち明けて、「僕はその意味がわかったんです。彼女は取材のときに『この大事なシーンをやる前に相手の体温を感じたかった』みたいなことを言っていて、僕はそれはわかって、僕もそういうことで芝居は変わると思うので、後輩にそんなことさせたら絶対にこのシーン外せないなと思って、いいシーンにしたいと思ってやったんですけど、逆に河合優実に感謝してるんですよ。俺をそういう気にさせてくれて」と感謝した。

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