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Nothing Phone (2a)レビュー、廉価版でもNothingらしさは健在

マイナビニュース / 2024年4月17日 15時41分

透明デザインと並ぶ外見上のもうひとつの特徴は、「Glyph Interface」と呼ばれる背面のLEDライトです。単なる装飾ではなく、画面を伏せてスマートフォンを置いた状態でも通知を見分けられたり、タイマーの残り時間を可視化できたりと、スマートフォンの画面を見すぎず視覚的に情報を得られる機能となっています。Phone (2a)ではライトの搭載数が削減され、カメラ部分を囲むように3本だけ配置されていますが、できることは従来通りです。

専用チップ「Dimensity 7200 Pro」搭載で動作は快適

Nothing Phone (2a)の価格は、先行発売されているメモリ12GB+ストレージ256GBモデルが55,800円、後日発売予定の8GB+128GBモデルが49,800円。ミドルハイ~ハイエンドに位置していた従来の2機種と比べると手頃な価格設定といえます。

Phone (1)はSnapdragon 778G+、Phone (2)はSnapdragon 8+ Gen 1といずれもQualcomm製SoCを採用していましたが、Phone (2a)では初めてMediaTek製SoCが採用されました。

Nothingはデザインや独自の世界観を売りにするブランドではありますが高級志向というわけではなく、性能・価格面では意外と現実的なバランス感を持ってユーザーに寄り添った製品作りをしている面もあります。

これまでミドルハイのSnapdragon 778G+や準ハイエンドのSnapdragon 8+ Gen 1を選んできたのもユーザーの要求性能を満たしつつ妥当な価格に抑えるための「過剰すぎない」選択であり、Phone (2a)ではもう一回り下の価格帯で十分なパフォーマンスの製品を作るにあたって、Snapdragon 7s Gen 2/Snapdragon 782Gと比較検討したうえでMediaTek製SoCを選定したことが公式動画で明かされています。

Phone (2a)に搭載されるDimensity 7200 Proは通常のラインナップにはないもので、MediaTekと共同開発されたNothing専用のカスタムチップです。TSMCの第2世代4nmプロセスで製造され、最大2.8GHzの8コアCPUなどで構成されます。詳細は明かされていませんが、Dimensity 7200の強化版と思われます。

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