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『光る君へ』さわ役の野村麻純、涙シーンは「自然と気持ちがあふれて…」 笑顔コンプレックスだった過去も明かす

マイナビニュース / 2024年4月21日 20時45分

「例えば台本に『ここで涙を一筋流す』と書かれていた時に、どういうアプローチでそういう気持ちに持っていこうかなと考えるような、感情を深く掘り下げる作業は好きです」

石山寺からの帰りに感情をあらわにするシーンも、さわとして演じていたら自然と涙が出てきたと振り返る。

「泣くというより、今までの思いをぶつけることを意識したのですが、自然と気持ちがあふれて涙が出て、自分でも不思議な感覚でした。さわとしてはまひろに構ってほしいという思いもあってあのような態度になったと思うので、映像を見ると、ちびっ子が駄々をこねているみたいだなと。まひろと一緒にいることで自分の居場所を感じていたけど、それも違ったのだと勝手に思い込むわがままな部分が出て、ああいう面倒くさい泣き方になりました」

○撮影で泣けず悔し涙を流したことも

以前は、泣くシーンで涙が出ず、撮影後に悔しくて泣いたこともあったという。

「泣こう泣こうと思ったら泣けなくて。泣こう泣こうと思っていること自体、違うなと今はわかりますが、その時は涙という目に見えるものが絶対必要だと思ってしまって。泣くシーンでも、泣かなくても伝わることはあるので、今はここで涙を流すんだということにとらわれなくなりました」

野村にとって大きな転機となったのが映画『空白』(2021)で、この作品をきっかけに役の感情をより深掘りするように。

「『空白』という映画で、不意の事故を起こし、それがきっかけで精神的に病んでしまう役を演じたのですが、映画の経験もそんなになかったですし、自分の中でしっかり準備していこうと思い、それまで以上に役について深く考えて役作りをしました。それが見てくださった方にもちゃんと伝わったのかなと。そこからどんな役でも、より役の気持ちを深掘りするようになりましたし、『空白』以降、泣く役が増えました」

また、「以前は少ないシーンで印象を残さないと、と思って空回っていたことが多かったのですが、そういうことはやめて、作品のことを一番に考えようと思えるように。自分の役の役割を何よりも大切にしようと思っているので、自分の中でブレることがなくなりました」という変化も明かした。

●苦手意識があった明るい役も自然に演じられるように

明るい役に難しさを感じると話していた野村だが、笑顔コンプレックスを抱いていたこともあったという。

「20代前半の頃に、笑うと目がなくなるということで『笑顔があまりきれいじゃないから笑わないほうがいい』とカメラマンさんから言われたことがあって、あまり笑わないほうがいいんだなと。でも明るい役を演じることが多いし、どうしたらいいかわからない時期がありました。テレビに映っても、普段の自分の笑顔だとダメだから、きれいな笑顔を作ろうとして、笑顔にコンプレックスがあり、明るい役に苦手意識がありました」

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