Can’t live without Books : Interview with Jowan from POST POETICS(Seoul)/書店特集:ポスト・ポエティックス ジョワン(韓国・ソウル)インタビュー/포스트 포에틱스 조완
NeoL / 2020年2月21日 17時0分
Can’t live without Books : Interview with Jowan from POST POETICS(Seoul)/書店特集:ポスト・ポエティックス ジョワン(韓国・ソウル)インタビュー/포스트 포에틱스 조완
各都市の中でもひときわ独立型書店とリトルプレスの躍進が目立つ韓国・ソウル。2006年にオープンしたPOST POETICSは、韓国に駐在する世界各国の大使館が集まることで知られる龍山区(ヨンサン)の漢南洞(ハンナムドン)に位置する。オーナーのジョワンが自らセレクトし、海外から輸入したアートブックの専門店として機能し、ファッション、アート界隈からの信頼もあつい。
ーーPOST POETICSという名前の由来はどこからきているのでしょう。
ジョワン「特に何も考えていません。 印象的な名前と言う方が多いですが、説明しないほうが想像が広がっていいと思います」
ーー元々は洋書の流通から始まっていますが、アートブックの書店としてやってこうと決めたきっかけは?
ジョワン「はじめから書店運営と図書流通を両方やっていましたが、初期は規模が小さくて、特に書店と流通の棲み分けというのもなかったようなものでした」
ーーそうなんだったんですね。海外の書籍から小さい独立系の書籍まで普通には出会いにくい本を扱っていますが、どうやって本の取引を行っているんでしょう。
ジョワン「私たちは海外で発刊された書籍だけを取り扱っていますが、取引はほとんどメールで行っています。海外で開かれるブックフェアに訪問したりすることはほとんどなく、たまにTABF(Tokyo Art Book Fair)に行くくらいです」
ーー扱う本を選ぶ基準は?
ジョワン「現実的に本を一冊一冊選ぶのは難しいですが、あまり同じようなものがあるよりはできるだけ多様な本を並ばせておきたいと思います」
ーー客層について、どのような方々が訪れてきているのか教えてください。
ジョワン「デザイナー、アーティストをはじめとする業界の関係者や学生の比重は大きいですが、一般の愛好家も少なくありません」
ーー海外のアートブックショップとも交流がありますか? また、そのような海外のアートブックショップのコミュニティから得るものや取り入れたことなどは?
ジョワン「仕事に関してというよりは、人間として近しくなる場合があります。日本では、Utrecht、twelvebooks、torch pressのようなところの方々と交流していますね」
ーー日本でも優れたアートブックのレーベルですね。POST POETICSではワークショップなども行なっていますか。行なっているとしたらどのような内容でしょうか?
ジョワン「スペースに余裕がないので本屋でなく、他の空間と協力してイベントを企画しています。出版に関する展示や講演などがほとんどです」
ーー展示の企画も行なっているようですが、企画、展示それぞれにおいて、Post Peticsならではのものとしてどのような味付けやトライをされていますか?
ジョワン「展示やイベントの企画は自発的にすることは珍しく、ほとんどの場合は後押しされてやることになることが多いんです」
ーー現在の目標、予定や企画していることを教えてください。
ジョワン「小さい空間を何とか保ちたいと思っていたのですが、どうしても無理があったので、もっと大きなところに移転しようと思います。できれば、展示や講演のようなイベントが可能な空間を別に運営したいですね」
photography Post Poetics
text Sunkyung Ahn/Shoko Mimbuta/Ryoko Kuwahara
POST POETICS
240 Itaewon-ro, Yongsan-gu, Seoul, South Korea
Tel: +82 (0)2 322 7023
Opening hours: Monday - Friday 13:00-20:00 Saturday 13:00-19:00 Closed on Sunday & Every Last Monday
Website:https://postpoetics.kr
Instagram:https://www.instagram.com/postpoetics/
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