海外の観光施設で増える事前予約制 「日本も時間の問題だ」辛坊治郎が指摘

キャスターの辛坊治郎が8月17日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎　ズーム　そこまで言うか！」に出演。海外の観光施設で事前予約制が増えていることに触れ、「日本の観光施設も事前予約制になるのは時間の問題だ」と指摘した。

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日本政府観光局が16日発表した7月の訪日外国人数は232万600人だった。コロナ禍前の2019年7月と比べた回復率は77.6％に上昇した。日本への団体旅行禁止の影響で出遅れてきた中国本土を除くと103.4％となった。中国は今年8月10日、日本への団体旅行を約3年半ぶりに解禁している。

辛坊）海外の観光施設では事前予約が必要なところが増えています。例えばヨーロッパでは、少なくても私が一人旅をしていた1970年代後半から、スペインのサグラダ・ファミリア聖堂やアルハンブラ宮殿、フランスのルーブル美術館やモン・サン・ミッシェルなど世界のほとんど観光施設は事前予約制です。いきなり訪れても、入れてくれない場所が多いです。

ところが、日本では例えば京都の寺社で事前予約が必要なところを、私は知りません。東京の浅草寺も事前予約はいらないですよね。東京スカイツリーの展望台に上ろうとすると予約は必要ですけれども、こうした観光施設のほうが日本ではむしろ特殊です。一般的な観光施設は、「いつでも、どうぞ」というところが多いです。

しかし、日本の観光施設は事前予約制にしないと近々、もたなくなると思います。今でさえ、観光客でいっぱいですからね。ですから、日本でも観光施設がインターネットなどを通じて事前予約制になるのは時間の問題だという感覚を持っています。