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【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分

NEWSポストセブン / 2024年4月23日 16時13分

(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会

 ペナントレースは対戦が一巡し、ここからが各球団の正念場。大混戦の様相を呈するなか、江本孟紀氏(76)、中畑清氏(70)、達川光男氏(68)による本誌『週刊ポスト』名物企画「ENT座談会」を開催。120分にわたる激論は、阪神の話題で幕を開けた。【前後編の前編。後編を読む】

 * * *
中畑:今季のペナントレースを一言で表わせば「混セ混パ」だね。

達川:セは去年優勝した阪神が悪いですからね。

江本:今年の阪神は“アレ”に“レ”がもう一個つくんです。

中畑:何それ?

江本:“アレレ?”とね(一同爆笑)。巨人との開幕戦が象徴的で、3回1死一・二塁の場面で森下(翔太)の右中間への打球を、梶谷(隆幸)にダイビングキャッチされた。あれが抜けていれば……というように、ひとつ“レ”が多い場面が増えて苦しい。

中畑:深刻なのは佐藤(輝明)だよね。日本一で一皮剥けるかと思ったけど、ボール球を振って三振と凡打というスタイルが全く変わっていない。

江本:攻め方を間違えなければ打たれない。だから岡田(彰布)監督は、佐藤より森下のほうをはるかに期待していると思うよ。それに去年は、大竹(耕太郎)と村上(頌樹)、才木(浩人)で30勝するとは誰も予想してなかったけど、今年も同じくらい働けるか。

達川:ボクはソフトバンクで2017~2018年に大竹と一緒にやったけど、真っ直ぐが走らないとしんどい。去年は12勝のうちカープに6勝ですからね。勝ち星が偏っているし、131イニングで規定投球回数にも達しなかった。

江本:それで12勝をあげたんだから、幸運としか言いようがないよ。

中畑:日本一のメンバーがみんな残っているから、ぶっちぎりの優勝をすると思いがちだけど、2年続けて選手が同じ状態というのはあり得ない。その歪みが出てくるだろうね。それでも連覇したら、今回は岡田監督の手腕がものすごく評価されると思う。

江本:でも、(岡田監督は)落ち着いているよね。全く慌てない。

中畑:悔しいくらいね。

江本:先を考えていないから。あと1年か2年、やればいいと思っている。

達川:奥さんの手記を読むと、本当に今年辞めそうだけどね。岡田監督はコーチの言うことは聞かんが、奥さんの言うことは聞くらしいけん。

筒香は巨人に欲しかった

中畑:巨人は阿部(慎之助)監督が若い選手を使っているが、もう少し腰を据えて戦ってもいいと思う。吉川(尚輝)の使い方にしても、当初は8番に固定していて、阪神の木浪(聖也)の起用法をパクったんだろうが、オレが解説で「この打順は変えないでしょうね」と言ったら次の試合で変えていたよ!

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