台湾における痛風・高尿酸血症治療薬「ドチヌラド」の開発・販売に関する独占的ライセンス契約を締結
PR TIMES / 2022年1月25日 12時45分
医薬品の研究開発から製造・販売までを行う複合型医薬品企業の富士薬品(本社:埼玉県さいたま市 代表取締役社長 高柳昌幸、以下「富士薬品」)は、台湾における痛風・高尿酸血症治療薬「ドチヌラド」の開発・販売について、台湾の生達化学製薬股份有限公司(Standard Chem. & Pharm. Co., Ltd.)(本社:台南市 General Manager and Chief Executive Officer 范滋庭、以下「生達製薬」)との間で独占的ライセンス契約を締結いたしましたのでお知らせします。
「ドチヌラド」は、富士薬品が創出し、2020年1月に日本国内における医薬品の製造販売承認を取得した新規の痛風・高尿酸血症治療薬です。本契約に基づき富士薬品は、台湾における「ドチヌラド」の独占的開発および販売権を生達製薬へと導出しました。
富士薬品は「ドチヌラド」を痛風、高尿酸血症治療の新たな選択肢として世界へ広めるべくライセンス活動を推進しており、この度のライセンス契約は、中国、北米・欧州、ASEAN市場向けの導出に続く4件目となります。
富士薬品は、世界中の人々の健康と医療に貢献することを目指し、「ドチヌラド」の全世界へのライセンス活動を積極的に展開してまいります。
【「ドチヌラド」について】
「ドチヌラド」は、2020年に日本で承認された1日1回服用の尿酸トランスポーター(URAT1)阻害剤です。URAT1を選択的に阻害することで腎臓での尿酸の再吸収を妨げ、血中尿酸値を低下させます。また、低用量で血中尿酸値を下げることができるので、副作用と薬物相互作用のリスクが軽減される可能性があります。
【高尿酸血症・痛風について】
高尿酸血症は、体組織への尿酸塩沈着症(痛風関節炎、腎障害など)の病因であり、慢性腎疾患及び心不全の進行にも関与していると言われています。高尿酸血症の日本における頻度は、全人口の男性の20%、女性の5%※1と報告されており、さらに増加傾向にあるとされています。そして、高尿酸血症が続くことで症状として現れる痛風は、関節の結合組織の周りや腎臓内に、針状の尿酸結晶が沈着することによって引き起こされる、痛みを伴う深刻な進行性の炎症性関節炎です。世界的にも痛風患者は多く存在しており、日本では125万人※2を超え、台湾では約24万人※3と推定されています。
【富士薬品について】
富士薬品は、1930年富山県富山市における配置薬販売事業の創業からスタートし、現在では配置薬販売事業に加えて、ドラッグストア・調剤薬局事業、医薬品製造事業、医薬品研究開発事業、医療用医薬品販売事業を展開する複合型医薬品企業です。スローガン「とどけ、元気。つづけ、元気。」のもと、「セイムス」を中心としたグループ全体で1,360店舗のドラッグストアと、全国に広がるラストワンマイルを埋める配置薬販売ネットワーク、そして医薬品の研究開発・製造力を生かし、ひとの暮らしのあらゆる場面で寄り添い、元気な日々を支え続けることで、誰もが豊かな人生を送れる社会の実現をめざしています。
医薬品研究開発事業においては、異なる作用機序を持つ2剤の痛風・高尿酸血症治療薬「トピロキソスタット(品名:トピロリック(R)錠)」と「ドチヌラド(品名:ユリス(R)錠)」を自社にて創出。痛風・高尿酸血症治療における新薬としてドチヌラドを世界へ展開し、本剤を必要とする世界の患者様への貢献をめざし、ライセンス活動に取り組んでいます。
【生達製薬について】
生達製薬は、1967年に台湾の台南市で創業し、1995年に台湾証券取引所に上場した、台湾市場にてトップ3に入る有数の製薬会社です。内分泌内科領域・循環器領域・代謝領域をはじめとした広範囲な領域における医薬品の開発製造販売等を行っています。
※1 「2019年改訂 高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版」 一般社団法人 日本痛風・尿酸核酸学会
※2 厚生労働省「令和元年国民生活基礎調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/index.html
※3 Taiwan guideline for the management of gout and Hyperuricemia updated 2016
【株式会社富士薬品 会社概要】URL:https://www.fujiyakuhin.co.jp
[表: https://prtimes.jp/data/corp/62253/table/31_1_a5ce03deb6a2a7c18048100cbbf3709e.jpg ]
※「トピロリック」および「ユリス」は、株式会社富士薬品の登録商標です。
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