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科学的素養を備えた国民の割合が14.14%に上昇―中国

Record China / 2024年4月20日 14時0分

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科学的素養を備えた中国の国民の割合が2023年、14.14%に達し、2022年の12.93%と比べて1.21ポイント上昇した。 写真は中国の小学校。

科学的素養を備えた中国の国民の割合が2023年、14.14%に達し、2022年の12.93%と比べて1.21ポイント上昇した。 中国科学技術協会が16日に発表した中国の国民を対象とした第13回科学的素養サンプリング調査の結果によると、中国の国民の科学的素養は加速しながら向上している。

国民の科学的素養水準14.14%が意味することは?

中国は人口が多く、国民の科学的素養のレベルの基礎はまだ弱く、その層も厚くない。2010年の科学的素養を備えた国民の割合は3.27%にとどまっていた。しかし、その後の10年の努力を経て、2020年にはその割合が10.56%に達した。10%超えは、イノベーション型国家のヒューマンリソースが普遍的に備える重要な特徴となる。

割合を1ポイント引き上げるのは決して容易なことではない。調査を筆頭になって実施した中国科学普及研究所の王挺(ワン・ティン)所長によると、国際的に通例となっている評価基準では、国民の科学的素養水準が20%を超えているのは少数の先進国だけとなっている。2023年、中国のその水準は14.14%で、低水準から中等水準への大きな飛躍を遂げ、イノベーション型国家の先頭集団へと邁進するためのテクノロジー型ヒューマンリソースの基礎が築かれていることを示している。

中国における国民の科学的素養発展の不均衡さはどのくらい改善されているか

まず、地域によって不均衡という状況が改善されている。東部、中部、西部の国民の科学的素養水準の差が初めて縮小し、それぞれ16.39%、13.12%、11.51%に達した。

次に女性の科学的素養が急上昇し続けている。科学的素養を備えている男性と女性の割合はそれぞれ15.66%と12.53%で、男女での開きが前年比で0.66ポイント縮小した。

また、都市部と農村部の不均衡という状況が一段と改善された。科学的素養を備えている都市部の住民と農村部の住民の割合はそれぞれ17.25%と9.16%だった。科学的素養を備えている農村部の住民の上昇幅は都市部を上回っている。

こうした変化は、中国の国民の科学的素養水準が全体的に急速に高まっているほか、構造も徐々に最適化されていることを示している。その数字を見ると、科学に注目し、それを学び、テクノロジーイノベーション関連の活動に携わる国民がどんどん増えていることが分かる。またその質を見ても、科学的素養の構築は、科学知識の把握から、さらに科学的思考を養い、科学的方法を活用し、科学的精神を発揚する段階へと徐々にシフトアップしていることが分かる。

しかし同時に、中国の国民の全体的な科学的素養水準は依然として高いとは言えず、世界の主な先進国が20~30%であることを考えると、まだ一定の開きがあることにも注目すべきだ。

中国は2025年をめどに、科学的素養を備えている国民の割合を15%以上に引き上げることを目標に掲げており、その目標値にすでにますます近づいている。国民の科学的素養を高め、新しい知恵を生み出す勢いと情熱あるイノベーションの勢いをさらに加速すべく、中国は今、ギアを上げて取り組んでいる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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