柳沢慎吾さんが有楽町で缶コーヒーを無料配布 手渡したのはコカ・コーラ社独自の特許技術取り入れた「ジョージア」の新商品
食品新聞 / 2024年4月6日 6時20分
俳優の柳沢慎吾さんは4日、JR有楽町駅前の東京交通会館(東京都千代田区)で道行く人に缶コーヒーを無料配布した。
手渡したのはコカ・コーラシステムが1日発売開始した「ジョージア」缶コーヒー(SOT缶コーヒー)の新商品「ジョージア プライム ブレンド」。
柳沢さんは同商品の一日宣伝隊長を務めた。
柳沢さんのデビュー時期と「ジョージア」のブランド誕生時期と重なることから起用に至ったという。
取材に応じた日本コカ・コーラの新田祐一郎マーケティング本部コーヒー事業部ディレクターは「『ジョージア』は1975年に誕生したブランドで柳沢慎吾さんのデビュー時期と重なり、お互い長く愛され進化を遂げている」と語る。
日本コカ・コーラの新田祐一郎氏(右)と加藤紗奈恵氏 コーヒー飲料市場の主流はペットボトル(PET)コーヒー。
缶コーヒーは漸減傾向にあるものの、日本コカ・コーラの推定では3割を占める一大市場であることから、固定客に向けて新商品を提案していく。
「SOT缶ユーザーだけは、ボトル缶やPETがある中でも、ずっとSOT缶を飲み続けられている方がおられ、そのような方に向けて健康ニーズに対応するなどの刺激を与えることでニュースを発信し市場を盛り上げていきたい」と語る。
「ジョージア プライム ブレンド」は、糖類ゼロの缶コーヒー。
同社では糖類ゼロの缶コーヒーに過去数々チャレンジしたが「技術面で微糖を飲まれているお客様が満足できる味わいを作るのが難しかった。微糖の濃さを求められる方からすると、これまでの糖類ゼロは少しスッキリしてしまった」と振り返る。
今回、この課題を解消すべくコカ・コーラ社独自の特許技術「ゼロブースト技術」を導入。ミルクに含まれる糖類(乳糖)を減らしながらも、ミルク感(脂質量)を維持するために、乳由来の乳脂肪被膜分と植物由来の油脂などを独自バランスで組み合わせた。
加えて、ブラジル産高級豆ブレンドを使用することでコーヒーのしっかりとしたコクとほどよい甘さのバランスが楽しめるように仕立てた。
同商品を担当する加藤紗奈恵マーケティング本部コーヒー事業部コアビジネスブランドマネジャーは「微糖やスタンダード(加糖)を飲まれている方も満足できる味わいを目指した。特にコクのところにこだわり、満足感がしっかり得られるようにしながらも糖類を最大限抑えてゼロにするところに挑戦した」と説明する。
今後はコカ・コーラ公式アプリ「Coke ON(コークオン)」を活用したキャンペーンや試飲などの店頭施策でトライアルを促していく。
柳沢慎吾さんを起用したサンプリングイベントでは計650本を配布した。
「ジョージア」缶コーヒーの4本柱「ジョージア」缶コーヒーは、「エメラルドマウンテンブレンド」(エメマン)「ゴールデンドリップ 微糖」「プラチナムブラック」「プライム ブレンド」の4品を柱と位置付ける。
「缶コーヒーの中では『エメマン』のお客様が一番多い。来年、『ジョージア』は発売50周年の節目を迎える。そこに向けてお客様に喜んでいただける新しい提案を検討していきたい」(新田氏)と意欲をのぞかせる。
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