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国税局のガサ入れに税理士を逆恨み!「ヤバすぎる社長の発言」に退職を決意するまで

日刊SPA! / 2024年4月5日 15時53分

◆新しい税理士がやってきた裏で

 そしてなんと、水宮さんたち4人の従業員に、それぞれそのダンボールを持って行くよう指示。「え……これって、隠蔽では?」と青ざめる水宮さんを救ったのは、国税局の到着だった。やってきた国税職員たちから「触らないように」「手を放して」と注意があり、全員が手を放す。

「国税局の調査により、社長の二重帳簿が発覚。社長は追徴課税を支払うことになり、その後は飲み会も自粛せざるをえなくなってストレスが溜まっているようでした。そんな社長のもとへやってきたのが新しい税理士さんだったので、それはもう大騒ぎです」

 国税局が入る前のタイミングで前の税理士は辞職しており、同じ税理士事務所から別の税理士が派遣されてくることとなったのだ。辞めた税理士から挨拶がなかったこと、国税局が入ったタイミングで税理士が交代になったことについても、新しい税理士に猛追及。

◆犯罪の片棒を担がされる前に

「新しい税理士さんは否定しているのに、前に来ていた税理士が国税局に密告したのではないかと決めつけて怒り狂っていました。そして、『飲みにも連れて行ってやって、あんなに可愛がってやったのに…』と、憤慨。辞めた税理士さんに電話をかけまくっていました」

 電話に出ない税理士に対し、社長は留守電攻撃。怒りが滲んだ声で「連絡してほしい」とメッセージを残していたとか。とにかくヤバすぎる社長に、水宮さんは退職を決意するが、生活のこともあるためすぐには辞められなかった。

「国税局が入ったことで秘密にすることもなくなったと思ったのか、Tさんを含む先輩社員からは、嘘とも本当とも取れない社長の悪事についても聞くようになり、ますます嫌な気持ちに。犯罪の片棒を担がされないうちに、とにかく早く辞めたかったです」

 いまは無事に辞めることができ、ホッとしているという水宮さん。「誰かの紹介やヘッドハンティングだからと安心せず、入社予定の会社についてはよくリサーチするのがおすすめ。そして違和感を覚えたときは、退職も視野に入れてほしい」とアドバイスしてくれた。

<TEXT/夏川夏実>

【夏川夏実】
ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5

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