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中国で最も有名な日本人の一人・竹内亮。10年間住んでわかった“中国人の圧倒的な働き方”

日刊SPA! / 2024年4月11日 8時50分

◆「空気を読まない」性格が面白がってもらえた

――竹内さんは中国で1000万人以上のフォロワーがいるという……本当にすごいことだと思うんですが、どうやって現在の立ち位置を獲得してきたんですか?

竹内:まずは「毎日日本のことを発信する」ということですね。先日、鳥山明さんが亡くなったニュースがありましたが、Weiboでは、ずっとトレンド一位の話題になっていました。こういうとき、情報を深く知るために検索するのは、日本人である僕のWeiboなんです。日本のニュースサイトを見に行くより手っ取り早い。そのために、常に日本のニュースの最新情報は仕入れるようにしています。

――ただ、発信だけじゃそこまでフォロワーが増えないような気もするんです。他の理由もあるような気がします。

竹内:作品が受けていることもあるんでしょうね。「この作品はすげえ、この作品の監督ってどういう人なんだろう」っていう具合で流入してきてフォローされる。良い作品をポンと出すと、3ヶ月ぐらいはずっと僕のつぶやきを見てくれるんですけど、そこから段々と見る人も減ってくる。その辺りで、また新作を出して流入を増やす、そんなサイクルが出来上がっているのも大きいかなと思います。あとは、僕「竹内」というキャラクターが、従来の日本人と違うから受けてるっていうのも現地の人から言われました。

――どういったところが「違う」んですか?

竹内:物言いがストレートで、礼儀正しくない(笑)。中国人から見た日本人って、すごく礼儀正しいんだけど、腹の奥底では何を考えてるかわからないらしんです。そういうステレオタイプから外れた人物だから、面白いなと思われたんでしょうね。僕、学生の頃から、「お前は空気を読めない」って言われ続けてきて、「なんで空気って読まなきゃいけないんだろう」っていう疑問はずっとあったんです。22歳ぐらいのとき、中国にはじめて行って、空気って読まなくていいんだっていうことに気づいて、この国に興味が湧いた。正直、中国に住んでからの10年間の方が、全然楽に過ごせていますね。

◆中国の働き方に「日本の若者は多分耐えられない」

――IT、AIの発展も中国は著しいものがありますが、10年間住んでみてそこにも「楽」を感じたんじゃないですか。

竹内:10年前は、日本の方が便利でしたが、今、生活していて中国の方が断然便利ですね。何より、全てがスマホで片付くっていうことがすごい。食事から交通から買い物から、全てスマホひとつです。デリバリーの面ではとくにすごさを感じていて、配送料も100円以内ですし、椅子も机も、1時間以内に届く。シェアサイクルも、全ての駅にあるんじゃないかな。たった10年で、こんな時代が来るとは全く思ってなかったです。

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