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“感染者の約3割が48時間以内に死亡”ひそかに急増する恐怖の感染症。「風邪だと思ったら…」生死の境をさまよった女性が告白

日刊SPA! / 2024年4月12日 15時53分

梅毒に感染すると、どのような初期症状があるのか。

「初期は陰部や口まわりに硬結という痛みのない硬いしこりができます。しかし、数週間で消えてしまうので、なかなか気がつかない人が多い。しかし、2か月くらいたつと今度は全身、特に手のひらや足の裏に『梅毒疹』と呼ばれる湿疹ができます。そこでようやく気づいて受診されるケースが多いですね」

◆「梅毒」が進行してしまうと…

とはいえ、そうした第2段階の症状もしばらくすると消えてしまうのだとか。

「自然治癒する方がいる一方で、そのまま梅毒が進行した場合、循環器梅毒や神経梅毒といって、心臓や脳が侵されます。きちんと初期段階で診断して、治療を始めるべきです。仮にリスクのある性行為をした後は、口まわりや陰茎を確認してください。予防策としては避妊具を使うこと。当たり前ですが、そういう意識のない患者が多いのです」

また、人食いバクテリアや梅毒に限らず、近年はさまざまな感染症が増加傾向にあるという。なぜなのか。

「恐らく、新型コロナの位置づけが5類になったことで感染症対策が緩んだことが影響しているのだと思います。今まで抑えられてきたさまざまな感染症が、それによって拡大傾向にあるのかと」

備えは怠ってはいけない。

【東京女子医科大学 菊池 賢氏】
1985年、信州大学医学部卒。順天堂大学などを経て現職。感染症の専門家として、現在メディア出演なども含め幅広く活躍中

取材・文/週刊SPA!編集部

―[[ヤバい病気]の前兆]―

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