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転職してきた翌日「お話があります」。すぐ辞めた新入社員たちのマジメな“罪悪感”――大人気記事・すぐ辞めた新入社員トップ10

日刊SPA! / 2024年4月22日 8時45分

「いざ入社すると様子がおかしいんです。面接時とはうって変わって終始うつむき加減で元気がなく、活力も感じられません」

 入社したばかりで緊張しているのでは?と様子をうかがっていた篠原さん。しかし、入社翌日、A本人から突然の報告を受ける。

◆入社翌日に「お話があります」最短“退職”記録を更新

「Aから『お話があります』と切り出されました。履歴書に虚偽の記載をしたことへの罪悪感が拭えないと言います。ですが、その事実を踏まえたうえで採用し、それをAも了承した結果入社に至った旨を説明したのですが……」

 篠原さんが説得を試みるも、「それでも罪の意識が頭から離れない」と訴えたそうだ。ひとまず帰宅させ、「考えを整理してみたらどうか」と提案した。そして翌日。

「彼は『妻と話し合った結果』と前置きし、退職の意向を伝えてきました。あまりに早すぎるタイミングでしたが、結果的に承諾し、後日退職となりました」

 篠原さんの会社では、これまで最短1年での退職者はいたそうだが、4営業日という最短記録を更新したと残念そうに振り返った。

◆泣きながら「辞めたい」研修が長すぎて退職した新入社員B

 森達也さん(仮名・40代)は、異動で会社の労務担当になってから、初めて接した新入社員のBについて教えてくれた。最初の印象は、清潔感があり好青年だなと思ったそうだ。

「挨拶もハキハキとしていて、研修でのグループワークではリーダーシップをとって、コミュニケーション能力が高いという印象でした」

 森さんの勤める会社では、新入社員に対して約半年間の研修を行い、そこで礼儀作法や会社の特徴、一般常識を教えるという。そして、そこからまた半年間、各部署をまわり部署ごとの仕事内容を叩き込む仕組みだ。

◆焦る気持ち“早く業績を上げたい”

「入社して1年経って、各々希望する部署をいくつか提出してもらい、そこに配属するということになっています。Bは、大学時代にじゅうぶん学んできたことを、また1からやることが納得いかなかったらしく、早く現場に出て業績を上げたいと言っていました」

 下積みが長いことにBは悩んでいたようなのだが、そんなときに、Bのもう一つの顔が明らかになる……。

◆副業はインフルエンサー

 現在は副業を認める会社も増えてきたが、森さんの勤める会社は良くも悪くも大企業のため、ほんの少しの情報でも漏洩させないように副業が禁止されている。そのぶん、給料は高く残業もない、有給休暇もしっかり取ることができる。だが、Bにはそれよりも優先したい夢があった。

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