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U-23日本はJ・アリに警戒せよ!五輪切符かけ30日にイラクと激突 同国記者「ドリブル能力も凄いぞ」

スポニチアネックス / 2024年4月28日 2時31分

<U-23イラク代表・U-23ベトナム代表>後半、PKを決めたU-23イラク代表のJ・アリはポーズを決める(撮影・小海途 良幹)

 ◇サッカーパリ五輪アジア最終予選兼U―23アジア杯カタール大会準々決勝 イラク1-0ベトナム(2024年4月26日 ドーハ)

 準々決勝が26日、ドーハで行われ、イラクがベトナムを1―0で下し、4強入りした。8大会連続の五輪出場を目指す日本の29日(日本時間30日午前2時30分)の準決勝の相手はイラクとなった。勝てば五輪出場権を獲得し、敗れた場合は3位決定戦に回る。イラクの攻撃の要は後半19分に決勝点となるPK弾で今大会トップに並ぶ3得点目を挙げたMFのJ・アリ(20=アルジャウィヤ)。A代表にも名を連ねるアタッカーに、大岩剛監督(51)は警戒を強めた。

 イラクの要注意選手は点取り屋のJ・アリだ。ベトナムと拮抗(きっこう)した展開が続き、0―0で迎えた後半19分、味方が獲得したPKを右足で冷静に決め先制。今大会3ゴール目で得点ランキングトップに並んだ。会場に視察に訪れていた大岩監督は「7番の選手(J・アリ)を注意しないといけない」と語った。

 A代表では森保ジャパンと対戦した今年1月のアジア杯1次リーグ第2戦でも先発して勝利に貢献。トップ下やウイングをこなし、好機での決定力はもちろん、突破力も武器だ。イラクの地元メディアはそろって「国を代表するベストキッカーだよ!」と形容し、イラクスポーツエージェンシーのカラル・モハメド記者は「ドリブル能力も凄いぞ」と語る。この日も鋭いシュートや推進力でゴールを脅かし、A代表に名を連ねる実力を示した。

 日本は16年リオデジャネイロ五輪の最終予選の準決勝でもイラクと対戦し、勝って五輪切符を獲得している。大岩ジャパンもイラクとは今大会開幕前の11日、ドーハ市内で練習試合に臨んでいる。完全非公開で行われたが、同国メディアによると、1―0で日本が勝利した。

 ただ、当日はJ・アリが不在の編成だったため、油断はできない。守備陣ではA代表としてアジア杯の日本戦に途中出場したDFザイドがいる。全体として個人で局面を打開するプレーが目立ち、大岩監督は「個人的なスキル、パワー。組織力というより、個の単独のパワフルさやスピードに注意しないといけない」と印象を語った。

 93年にW杯米国大会出場を逃した悲劇も、リオ五輪出場を決めた歓喜も、場所は同じドーハで相手はイラクだった。因縁の地で再び大事な切符を懸けて激突する。

 ▽16年リオデジャネイロ五輪アジア最終予選兼U―23アジア杯準決勝イラク戦(1月26日 ドーハ)1次リーグを全勝で1位通過した日本はイランとの準々決勝を延長の末に制し、今大会と同じく勝てば五輪切符の大一番でイラクと激突した。前半26分にFW久保裕のゴールで先制。同43分に追いつかれたものの、延長突入直前の後半48分にMF原川がミドルシュートを決め、2―1で劇的勝利。6大会連続の五輪出場を決めた。「ドーハの悲劇」の93年生まれの選手が多く、手倉森監督は「歴史を変えるいい勝ち方だった」と喜びを表現した。

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