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巨人・菅野智之 気迫の7回106球1失点も勝敗付かず 西勇輝としびれる投手戦 8回岩崎から丸同点打!

スポニチアネックス / 2024年5月4日 20時5分

<巨・神>7回を終えた菅野 (撮影・西川祐介)

 ◇セ・リーグ 巨人―阪神(2024年5月4日 東京D)

 巨人の菅野智之投手(34)が4日、阪神戦(東京D)に今季5度目の先発登板。7回106球6安打3奪三振1失点の力投も今季4勝目はならなかった。

 自身を師匠と公言する西勇輝との投げ合い。4回の1失点が重くのしかかった。それでも2点目を許さない気迫の投球で相棒・小林とともに7回まで投げ切った。8回のマウンドにはこの日、大勢に代わって登録された大江。1番・近本からの阪神打線を3者凡退に斬り、打線の反撃に希望と勢いをつなげた。

 その勢いに打線が応えた。マウンドには7回無失点の快投を見せた西勇からバトンを受けた無失点男・岩崎。先頭の門脇が中前打で出塁すると、大江の代打・増田大が犠打を決め1死2塁に。続く丸が右前打を放ち二走・門脇が一気に生還。この日一番の歓声に沸く東京D。ついに同点に追いついた。

 小林が4月4日の中日戦(バンテリンD)で336日ぶりスタメンマスクをかぶり、菅野と657日ぶりバッテリーを組んで復活した“スガコバ”。開幕からここまで、菅野と小林の“最強バッテリー”は4戦3勝無敗と最高の結果を残し続けている。

 この試合も3回まで危なげないピッチングでスコアボードにゼロを刻んだ「スガコバ」バッテリー。しかし、0―0で迎えた4回だった。先頭の森下に詰まらせた打球が右翼線に落ちる“アンラッキー”なポテン二塁打を許すと、大山を二飛、糸原を遊ゴロに仕留め2死三塁。ここで打席に立ったノイジーに投じた4球目、外角へのスライダーを右前にはじき返された。決して甘い球ではなかったが、ノイジーが逆らわずに好打。先頭の森下の二塁打含め丁寧に攻めた結果の先制点献上に悔しそうな表情を見せた菅野だったが、次の坂本にもどん詰まりの三安を打たれると、小林がすかさずマウンドへ。さすがの“間”で仕切り直して迎えた8番・小幡を投ゴロに打ち取り最少失点で切り抜けた。

 相手先発・西勇は7回102球を投げ3安打7奪三振無失点の快投で、8回のマウンドを岩崎に託した。

 ▼菅野 点を取られたことにフォーカスをするなら、2アウトまではこぎつけたのですが、点を与えてしまった。あそこはもうちょっと粘り強く投球できたのではないかと思います。ただ、投げた球には悔いはないので、チームの逆転を信じ、ベンチで応援します。

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