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ドジャース・大谷 「カモーン!」からまた劇勝 昨春WBC再現10回同点打→11回パヘス劇打

スポニチアネックス / 2024年5月5日 1時31分

<ドジャース・ブレーブス>10回、同点適時打を放ち、吠える大谷(撮影・光山 貴大)

 ◇ナ・リーグ ドジャース4ー3ブレーブス(2024年5月3日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(29)は3日(日本時間4日)、ブレーブス戦の延長10回に値千金の同点適時打を放った。塁上では昨年3月WBCの準決勝メキシコ戦をほうふつさせる雄叫びで鼓舞し、チームは11回に4―3でサヨナラ勝ちした。ナ・リーグで2強と目される両軍の今季初対決で、落としたくない意地のぶつかり合いの中、大谷の勝利への執念がにじみ出た。

 1点を追う延長10回1死二塁だった。後のない場面で大谷がいった。元同僚イグレシアスの外角低めチェンジアップに腕を伸ばし、最後は右手一本になりながら払った。二遊間を抜けて中前へ、起死回生の同点適時打だ。一塁へ達した大谷は両腕を広げ「カモーン!(俺に続け!)」と絶叫。歓喜の三塁ベンチへ向けて右手を力強く振り下ろしてみせた。

 大谷の雄叫びで一気に勢いづいたチームは、11回にパヘスがサヨナラ打を放ち逆転で競り勝った。デーブ・ロバーツ監督は「翔平のビッグヒット、同点のシーン。彼が感情をあらわにしたのを見ただろう?この大舞台でもひるまない、選手が戦う姿を見るのが好きだ」とまくし立てた。

 大谷が焦がれてやまない「10月の野球」の前哨戦だった。各種ワールドシリーズ優勝オッズでは、常に30球団中1、2位と評価される両軍の今季初対決。延長戦まで安打こそなかったが、2度の四球からいずれも二盗を決め、3回は一時同点の生還につなげた。リーグ10位タイの今季7盗塁で、失敗はなし。激しいスライディングでズボン左のお尻のあたりが大きく破け、途中ではき替えるほどハッスルプレーを貫いた。

 MVP対決でもやり返した。相手の1番アクーニャは昨季のナ・リーグMVP。8回に手痛い同点ソロを打たれたが、昨季ア・リーグMVPの大谷が値千金の同点打で上回った。ポストシーズンでの激突を見据え、両軍の意地がぶつかり合う中、大谷の勝利への執念とビッグゲームでの強さが際立った。(奥田秀樹通信員)

 ▽23年WBC準決勝メキシコ戦での絶叫(3月20日 マイアミ)4―5と1点を追う9回、先頭の大谷が右中間二塁打で出塁。一塁を蹴る際にヘルメットを脱ぎ捨て、二塁に達すると三塁ベンチへ向かって3度、両手を広げて上げて「カモーン!」と叫んだ=写真、ゲッティ=共同。続く吉田が四球を選び好機を広げると、不振だった村上が中堅フェンス直撃の逆転サヨナラ2点二塁打を放った。土壇場での叫びがチームと村上を生き返らせた。

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