ソフトバンク左腕和田ツヨシが日本ハム新庄ツヨシ監督のベタぼめを謙そんしつつ抜群の切り返し披露

＜ソ・日＞今季初勝利を挙げナインとタッチを交わす和田（中）（撮影・岡田　丈靖）

　◇パ・リーグ　ソフトバンク9－4日本ハム（2024年5月6日　ペイペイD）

　左腕ツヨシが監督ツヨシから称えられた。

ソフトバンク和田毅投手（43）が、日本ハム新庄剛志監督（52）の“ベタボメ”を苦笑し、切れ味鋭く突っ込み返した。6日の同戦で左腕は、今季1軍戦初登板初先発。5回8安打4失点ながら白星を挙げて自身の球団最年長勝利記録を43歳2カ月に更新した。試合後、敵将は「すごいね、ほんと。俺は47歳でトライアウト受けたけど、それを43歳で現役をやっている。まあ彼も、あと12年ぐらいやると思うんで。目標はそこ」と55歳での現役継続に太鼓判を押した。

　その、しばしの絶賛を帰り際に伝え聞いた和田は即反応し「え？　いやいや、12年じゃなく、あと12カ月（1年）の間違いですね」と爆笑していた。

　さらに5日子どもの日の翌日の6日は、ヤクルト石川も登板日だった。尊敬し刺激となっている44歳3カ月の結果を、43歳2カ月は事前にチェック。プロ野球でいう“おじさんの日”は、和田のみの勝利となった。「石川さん、勝ってると思っていたら“え？”ってなってしまって。筒香が、打ってた。いやー、すごいですねー」。和田自身も凄いのだが終始謙そんしっぱなしでみずほペイペイドームを引き上げていた。