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【山本由伸と一問一答】19球連続…ド軍初の珍記録達成は「たまたまいいところに」

スポニチアネックス / 2024年5月8日 14時48分

<ドジャース・マーリンズ>8回を投げきり吠えるドジャース・山本(撮影・光山 貴大)

 ◇ナ・リーグ ドジャース8―2マーリンズ(2024年5月7日 ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手(25)が7日(日本時間8日)、本拠でのマーリンズ戦に先発。初回、6回にソロを被弾して自己ワーストの1試合2被弾も、メジャー自己最長の8回を投げ、5安打2失点、5奪三振でメジャー初のハイクオリティー・スタート(HQS、7回以上、2失点以下)と立ち直り、打線の援護も受けて自身3連勝&本拠初勝利となる4勝目を挙げた。チームは今季最長タイの6連勝を飾り、貯金は今季最多を更新する12とした。

 山本は16イニングぶりの失点となった初回の先頭打者弾に続き、6回にメジャー自己ワーストとなる1試合2本目の本塁打を許した。メジャーでは初のスプリットの被弾となった。それでもメジャー最長イニングとなった7回を3者凡退に抑えると、8回も続投。1死後に安打を許したが、最後はデラクルスを空振り三振に仕留めた。ベンチに戻るとデーブ・ロバーツ監督と抱き合い、好投をねぎらわれた。その後は大谷翔平とも笑顔で見つめ合った。ストライク率は75.2%と制球力の良さを見せ、メジャー初のHQSでQSは4試合連続となった。

 山本は初球の被弾も含めて初回から19球連続ストライクゾーンへ投げ込んだ。MLBスタッツは公式Xで「2000年に投球追跡データが始まって以来、記録上これを達成したドジャース投手はいない」と珍記録を紹介した。

 この日は強打を誇るウィル・スミスとバッテリーを組んだ。捕手別では過去3試合で防御率0.00だったオースティン・バーンズに対し、スミスとは過去4試合で防御率5.82と結果が出ていなかったが、正捕手のスミスと組んだ試合で結果を残したことは今後に向けても明るい材料となった。

 山本の一問一答は以下の通り。

――今日8回投げたが、何が良かった?

「ストライク先行で、相手も積極的にきていたのでうまく打ち取れたのがよかったと思います」

――ストライク先行できた要因は?

「先頭にホームランは打たれたんですけど、そこから落ち着いていいフォームで投球できたかなと思います」

――自己最長の8回を投げた意味は?

「少ない球数で長く投げられるのが一番理想的だと思っている。そういったピッチングがチームの勝利以上に利益が出るならうれしいなと思います」

――メジャーで先発が8回までいくのは珍しい。

「テンポよく投げられたので、長いイニングを投げられたことにつながったと思う。そういう投球を続けていけるようにしたい」

――ゲームに入るまでの準備でコーチや捕手と打ち合わせすると思うが、そこにはもう慣れた?

「そこはもう慣れました」

――それはメジャーにきてから大きな調整をしないといけない?

「日本でもミーティングをします」

――相手が今日は積極的な打線だったが、今後も相手の出方を想定した攻めをする?

「まず自分のいいピッチングをするのが一番で、その上で相手に合わせたピッチングはどの試合もしていくことになると思います」

――前の登板で明確にいい感覚がつかめてきたと言っていたが、今日もいい感覚があった?

「ホームランは2本打たれてしまいましたけど、いいボールも多かった。ストライク先行していけたのでそこがよかったと思います」

――序盤は直球を高め、スプリットを低めにという配球だった?

「バッターによって違ったんですけど、高めを使いながらスプリットを使っていくバッターも何人かいたかと思います」

――本拠初勝利の気分は格別?

「まだ本拠初勝利していなかったので、凄くうれしく思います。長いイニングを投げられたのが一番良かった」

――完投というのは頭にあった?

「8回上がる時にそろそろ最後かなという感じだったので最後はしっかり出し切りました」

――スライダーを投げるようになった効果は?

「話し合いながら必要な場面で投げて。今日はツーシームも投げたんですけど、相手に合った投球をしていければと思います」

――ツーシームは今日初めて投げた?

「多分もしかしたら投げてるかもしれないです。わからないです(笑い)」

――それは話し合いの中で?

「たまたま話し合いの中で投げるかもという感じでした」

――直球の空振りが増えている手応えは?

「とにかく変化球もストライクが取れてきていますし、ストレートもしっかりいいコースに投げられてきているのでそういったことにつながったと思います」

――今日は初回から19球連続ストライクだった。

「本当に心がけているのはいつも通りでした。それがたまたまいいところに投げられたと思います」

――日本だと追い込んでも1球外して勝負という考え方も。

「オリックスではなかったです」

――今日はメキシコデーだった。陽気な雰囲気は力になった?

「盛り上がっているのが凄く感じ取れましたし、終盤になるにつれて球場が凄い盛り上がっていたので僕も楽しめました」

――今日はストライク率が75%だった。

「しっかり自分のピッチングができてきているのは自信になりますし、また次の試合に向けて確認するポイントを冷静に整理して迎えられたらと思います」

――降板後ベンチで大谷さんから声をかけられていた。

「今日三振が少なかったので、三振取れてよかったなと。投げている時は話すことは少ないですけど、降板後はよく声をかけていただいている」

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